2010年1月20日水曜日

王立美術館へ ~ポール・デルヴォーと古代展~

今日はブリュッセルへ出かけました。一人で歩くのはまだ少し心配です。


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こちらは王宮。初めてのヨーロッパ旅行は何とベルギーだったのですが、バスの中から見るより、自分の歩調にあわせて眺める方がずっと印象に残ります。






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ロワイヤル広場。

白亜の建物に囲まれ、美しさに思わず足をとめてしまいました。






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石畳の横断歩道は、珍しい。

でも、改修する時は大変そうです。








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王立美術館で開かれている、『ポール・デルヴォーと古代の世界展』を見ることが、今日の目的。

美術館巡りが趣味というわけでは全くないのですが、ベルギーを代表するシュールレアリスムの画家だということで、見学してきました。









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いや~、それがとてもおもしろかった。

裸婦をモチーフにした作品が多く、前面にドドンと描かれているので、見ていて心落ち着かなかったのですが、じっくり見ていると不思議な魅力が感じられます。





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こちらの絵が、とても大きく描かれていました。本物を見てドキっとしてしまうことがおわかりになるでしょう。

有名な絵「ピグマリオン」

彼はマザコンだったらしく、モチーフとして描かれた裸婦は母親だという解釈もあります。そうすると、画中、左の彫刻はデルヴォー自身となります。



母親は彼に過度の期待と愛情を寄せたそうです。どちらも強すぎると苦しみに変わりますね。デルヴォーが描きたかったのは、そのあたりの心境かなと勝手に想像しました。

思いの外、この展示が興味深かったので少し調べてみると、「ポールデルヴォー美術館」があることがわかりました。デルヴォーの一生と重ね合わせながら、他の作品もいつか見てみたいと思います。いや、絶対行きます。近いうちに。

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