2010年6月30日水曜日

フィンランドへ ~コリ国立公園~

ヨエンスーから約70㎞北上したところに、作曲家シベリウスも訪れたというコリ国立公園があります。何でもシベリウスは展望台の一つ、ウッコ・コリの光景からインスピレーションを受け、交響詩『フィンランディア』を書き上げたそうです。行くしかない!!

ホテル前からシャトルタクシーに乗り、約1時間10分で到着♪道は、ま~っすぐで、どこまでも同じ景色が続きます。公園を前に、かなり興奮☆

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ホテルSOKOS前で降りると、登り口はすぐ目の前です。インフォメーションセンターがあり、お手洗いやロッカーもあります。

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石段を登り、一個目の展望台へ到着。ウッコ・コリ(ウッコは展望台の意味)です。

一個目

一個目②

山肌には約2億年前に形作られた岩盤が、むきっと露出してします。2億年前と言われても、ピンと来ません。しっかり踏みしめておきました。

一個目③

道しるべに沿って、二個目の展望台、アッカ・コリへ。

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ん?キャンプのテント?と間違えた夫。こちらは展望台を示す標識です。

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アッカ・コリからの眺め。

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緑深く、この景色もまた素晴らしい。三人ともしばらくの間、沈黙をしてしまいました。

二個目

最後の展望台、パハ・コリへ。

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こんな道を抜けると

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うわ~。これはいい!!来て良かった~!!

三個目③

ピエリネン湖が広がります。海のように大きな湖。フィンランドの形容詞の一つ「森と湖の国」。これに深く納得。

三個目②

天気も空気も気持ちがいい!! いやなことは全部吸い取ってもらえそう♪

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今回は、2時間くらいの滞在でした。展望台でおにぎりを食べたらおいしいだろう な・・と何度もつぶやくぺろりんちょでした♪

コリ国立公園への行き方(車がない場合)

ヨエンスーの観光案内所にはシャトルタクシーを薦められました。ご参考までに詳細を載せておきます。

☆料金 片道19ユーロ/人 (2010年)

☆タイムテーブル

(平日)

ヨエンスー ~ コリ

7:30     8:40            

13:20    14:30             

17:15    18:25


コリ~ヨエンスー

6:00    7:10

11:00  12:00

15:40   16:50

(週末)

コリ~ヨエンスー

13:15    14:15

17:15    18:25

20:35    21:45

ヨエンスー~コリ

11:00  12:00

15:40  16:55

19:00  20:00

*シャトルタクシーの予約は観光案内所、または宿泊先のホテルでお願いするとよいです。英語が話せないドライバーもいましたので。

*3つの展望台への道は険しくないので、幼児でも十分歩けると思います。また夏はピエリネン湖クルーズや、湖を渡ったリエクサという町にも行けるようです。

2010年6月27日日曜日

フィンランドへ ~サウナ体験~

多くの家庭にサウナがあるフィンランドですが、ホテルや公共サウナなど観光客もサウナ体験をする機会に恵まれています。

こちらはヨエンスーの中心からバスで5分くらいの所にある公共サウナ施設です。一階に着替え室(シャワー・トイレつき)があり、一つのサウナを男女交代で利用しました。

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湖岸にあるサウナ施設。晴れた日はもっと景色がいいんだろうな~

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フィンランドらしい風景♪

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熱した石に水をかけて、蒸気を起こし温まります。日本にある温泉ランドのサウナよりもかなり温度は高かったようです。(夫・談)中でウオッカを回し飲みしたらしく、それがまた、とってもおいしかったとか。

サウナグッズは店のあちこちで見かけました。水を汲む桶、おしりの下に敷くマットや枕など。サウナが定着しているんですね~。

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さて、温まったら・・・湖で一泳ぎ!!びっくり!!これもフィンランド流サウナの入り方です。

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でも、そんなに長くは泳げないようです。水温は20度以下ですから。夫も気に入り、サウナへ入ったり、泳いだり・・を何度か楽しんでいました。

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こちらは、暖をとるスペースです。何とソーセージを焼けるように作られています。丸い金網の上にソーセージをのせ、直火で焼くというわけです。美味しそう!!焦げる心配は無用。金網は自在に動きますから。

サウナでおしゃべり、そしてここでもおしゃべり・・とのんびりと過ごせますね。長く、暗い冬はこの明るい火を見ながら、静かに過ごすのでしょうか。それもまた、いつか体験してみたいものです。

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2010年6月24日木曜日

フィンランドへ ~ヨエンスーの町~

一週間ほどフィンランドを旅していました。前半の滞在地はヨエンスー。聞いたことのない地名でしたし、情報も大変少ないです。ヨエンスーは、北カレリア地方の玄関口として栄えているところで、私たちはここからコリ国立公園まで足をのばしました。「森と湖の国」で感じたあれこれを書いていきます。

人口7万人ほどの小さな町。外れには大学がありますが、ルーベンのような活気はありません。小さくて静かな町です。こちらは住宅街ですが、白樺の木がずっと先まで続きます。

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住居はモダンで機能的。淡色が多く使われています。

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市庁舎です。ご覧の通り、とても新しく、ちょっと面白みに欠けます。

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夏はピエリス川のクルージングを楽しむことができます。ランチビュッフェのコースにしたのですが、たったの一品でがっかり・・。物価が高い国だと感じました。

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川で洗濯・・・とは昔話のようですが、マットを洗っています。どうやらこの風景はフィンランドらしいようで、絵画のモチーフにまでなっていました。

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ベンチブランコ発見。ピエリス川沿いにあって、特等席です。

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マーケット広場という名の通り、お店が出ていました。・・・・が、栄えていない!!

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フィンランド名物を探しました。左が名物、カレリアパイです。生地にはひだが寄せてあって、お米のミルク煮がつまっています。おやつやパンの代わりとしてメインと一緒に食べます。味は、イマイチ・・・甘くもないし、お総菜っぽくもないし。

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これはおいしかった!! ムイックという魚のバター焼きです。塩気がちょうどよくて美味。サワークリームを添えてくれました。思わず「白飯が欲しい~」と言ってしまった程。

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マーケットの店員さんお勧めのハンドクラフトの店へ行きました。外観はクリーム色でかわいらしい。期待大★

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地元のデザイナー、職人が実際にその場で作って見せてくれます。フィンランドらしいフェルトを使った小物が並びます。カラフルで思わず買って帰りたくなってしまう、魅力がありました。編み物、織物など色々な手工芸がフィンランドでは栄えているようです。

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観光名所らしいものといえば、こちらの教会。ギリシャ聖教会で、国内で二番目に大きな木造教会だそうです。1887年建立ですから、そんなに古くはないですね。

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結婚式が行われていました。花を一輪ずつ手渡す習慣があるのかしら?ヘルシンキでもこのような光景を見かけました。みんなから一本ずつ「おめでとう。」の言葉と共にお花をもらえると嬉しいですね~

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先の教会前から、通りをまっすぐ歩いたところにもう一つ教会があります。ルーテル教会です。外観も内観も新しく、それもそのはず1903年に建てられました。日本にもありそうな教会です。

歴史がじっくりと感じられる町ではなく、洗練された静かな町といった印象を受けました。

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遅めの夕食を済ませて外を出ると・・まだまだ明るい。10時30分すぎです。公園のベンチではカップルが悠々とおしゃべりしていました。「夕暮れ」でもなく、真昼のようです。いつになったら真っ暗になるのかと頑張って起きていたのですが、夜中の1時でもまだ薄暗い程度で、くじけて寝てしまいました。

完全に真っ暗になるのは、ほんの2,3時間だそうですよ。

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2010年6月18日金曜日

新商品をお試し♪

発売されてから少し時間は経ちますが、ここのところのヒットはこちらのお菓子です。

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LUとCOTE D’ORのコラボ商品がクッキーに続いてまたまた登場しました。今回は、カリっと薄い生地にチョコレートも薄くコーティングされています。オレンジピールが入り込んでいて、とてもおいしい!!チョコもクッキーも分厚く、たっぷり入っているお菓子と違って、どちらもほんの少し食べたい私にはぴったりです。オレンジピールなしも発売中です。

右写真のトロピカーナ夏限定商品は、イマイチ・・。コップに注ぎ、口を近づけると、すいかの香り。でも飲むとオレンジの香りが広がって、すいかとオレンジが落ち着きなく混ざり合っている感じです。やっぱり、すいかは切って食べるのが一番♪

スーパー視察がまだまだ楽しい、ぺろりんちょであります。

2010年6月16日水曜日

同窓会 in Leuven

第一回ヨーロッパ支部同窓会がルーベンにて開かれました。大学を卒業して以来、すっかりご無沙汰していた同級生がオランダとスイスに住んでいることを知り、ミニミニ同窓会を開きました。

あいにくの雨のため、旧市庁舎前のカフェでゆっくりとお茶をしました。10年くらい話していなかったのに、会えば一気にそのころに戻ってしまうのが不思議です。二人に久々に呼ばれたあだ名は私の旧姓そのものでしたので、懐かしい気持ちで一杯になりました。

オランダに住んでいるEさんは、ただいま子育て中。オランダで出産し、当時の苦労やオランダの育児話を聞かせてくれました。スイスからご主人とベルギー旅行中だったKさんは、国際結婚をして、永住になりそうだと言っていました。ご主人とは流暢なドイツ語でやりとりしていたのには、驚きです。

二人ともこれまでの苦労を微塵も感じさせない落ち着きぶりでしたが、これまでに辛い時期や不安なこともあったんだろうと思います。やはり日本とは違うことが多すぎますからね。生活環境はそれぞれ違いますが、同じ時期にヨーロッパに住む同級生がいるというだけで、とても心強いです。

雨が小降りになったので、ベギンホフまでお散歩♪

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ベビーカー泣かせの石畳。お子ちゃまは揺れが好きだとはいえ、あまりにボコボコの石畳の上では安眠できないようでした。

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みんなが口をそろえて「ルーベンはきれいな町だね。いい所だね。」と言ってくれて、「そうでしょ、そうでしょ。私もとても気に入っているの。」と改めてここで暮らせてよかったと思っています。

次回ミニ同窓会も楽しみ♪

2010年6月13日日曜日

ランチコンサート~エリザベス王妃国際音楽コンクール~

エリザベス王妃国際音楽コンクールがベルギーで開催されていたことを初めて知りました。世界最高峰のコンクールとだけあり、私でさえもその名を聞いたことがあったこちらのコンクールは、ピアノ、声楽、バイオリンの部門が一年おきに開催されるそうです。

今年はピアノ部門のコンクールで、既にコンクールは終了していますが、何と受賞者の演奏を聴けることを最終日前日に知りました。これは逃せない!!ランチコンサートで、たったの7.5ユーロで聴けるんです!!

私のことだから、一発で会場に辿り着けるはずがありません。モネ劇場だと思いこんで、目指していたのは証券取引所でした(笑)

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こちらが王立モネ劇場です。そっくりでしょ。間違えるわけもわかるでしょ。勘ではなく地図を頼りに行かなくっちゃ♪(次回はガイドブックを持参します)

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会場に着き数分後、チケット販売のために扉が開きました。まだ10人も並んでいなかったので、焦らずに購入できました。チケットと下の一枚の曲目リストだけの簡単なものを渡され、開場までしばらく待ちました。日本人もたくさん来ていましたよ。

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ランチコンサートはフィオッコの間という小部屋にて行われました。小部屋といっても室内は鏡張りで、天井や壁には豪華な装飾が施され、ヨーロッパの格式ある広間といった印象です。ピアノが真ん中に配置され、可動椅子がぐるっと周りを囲みます。演奏者にとても近いところから聴くことができて、指の動きはもちろん呼吸までしっかり感じ取れ、この値段でいいのかしら?というほど楽しむことができました。

リサイタル最終日は6位以下のピアニストの一人、Andrejs Oskinsさんでリトアニア出身の男性でした。王子さまっぽい外見で、蝶ネクタイがよく似合っていました。バッハ、モーツアルト、リスト、ラベルの曲を披露しました。活躍した年代の古い順の演奏で、それぞれ弾きこなすのは当たり前ですが、すごいことだと思います。繊細なタッチより、力強いタッチが心に響きました。「うるさいだけ」ではなく「聴かせる」ところが素人とは違うのね~なんて素人コメントです♪

さてコンクールの結果ですが、日本人はたった一人、ファイナリスト12名の中に残ったようです。佐藤卓史(さとうたかし)さんという、国内外で活躍しているピアニストだとか。彼のリサイタルを聞き逃してしまい残念。コンクールの結果を見ると韓国パワーに驚きました。5位、6位は韓国の男性でしたし、受賞者としても三人も選ばれています。ゴルフだけでなく、ピアノの世界でも韓国パワーが大旋風を巻き起こしているのかな。

詳しい結果はこちらでどうぞ。視聴もできます♪

http://www.cmireb.be/en/

2010年6月10日木曜日

ベルギー料理尽くし

夫のベルギー人の同僚宅へ招かれました。実は彼とは一つ約束をしていたのです。以前レストランで一緒に食事をしたとき、ベルギー野菜のシコンの話題になりました。日本では一株300円くらいする(デパートの地下食料品売り場では)高価で珍しい野菜であることと、そのシコンが好きだと話したら、今度シコン料理でおもてなしすると言ってくれたのです。

そんな約束を私の方がすっかり忘れていた頃、ご招待いただき驚きました。

一品目は、旬のホワイトアスパラのお料理♪

炒り卵とパセリがかけられて、彩りもきれい。えびとたまねぎを甘く炒めたものも、不思議とホワイトアスパラに合いました。じっくり炒められたたまねぎは特別だよ・・と彼はかなりお料理上手です。

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メインはシコンのグリルとミートローフ♪

シコンは弱火で1時間くらい火を通していました。2,3時間くらいかけるともっとおいしくなるそうです。火の通り具合をキッチンでチェックさせてもらい、これで自宅で再現できるはず!?冬はシコンのグラタンをおいしく感じましたが、暑くなるとグリルくらいが食べやすそうです。

手作りミートローフも絶品。今までミートローフはあまり好きではなかったのですが、おいしさ再発見といったところです。

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彼は台所に立ったまま、おしゃべりしながらのんびりと作ります。作っては食べて、また作っては・・とゆったり時間が流れていくようで、心地がよかったです。時折、奥さんが様子を見に席を立ち、私たちも一緒に台所へ向かい、そこで調味料の話、食材の話などをし合いました。「次は私が日本食を作るから、我が家へ是非。」と今度は私の方から約束をしました。

リビング前のテラスと、その奥に広がるお庭。彼の歩幅で計測してもらうと、縦約50メートル、幅約8メートルもあります。借りたばかりで、庭の使い道はまだ決めていないそうです。考えるだけでもワクワクします♪

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ベルギー人は自分の家を建てることが夢だそうです。しかも煉瓦造りのかわいらしい家が多いです。オランダ語の授業でこんな言葉を習いました。

「De Belgen hebben een baksteen in hun maag.」

een baksteenは煉瓦、maagは胃・お腹のこと。ベルギー人は煉瓦を持って産まれてくる、煉瓦の家を建てるという意味です。ベルギーの町並は本当にかわいらしい、美しい!!

さてその改築は、水道や電気など特別な部分を除いてほとんど自分の手で行うというのでとても器用、そして根気強いです。彼の家を訪ねたころ、彼は壁のペンキを塗ったばかりだと言っていました。人件費が高いことも自分で手がける理由の一つでしょうけれど、自分が住む家を自分の手で作りあげていくなんて、夢があるな~と羨ましく思いました。

2010年6月8日火曜日

レベル3修了それからお散歩♪

何とかかんとか、レベル3をパスしました。今回のテストもリスニングが一番難しくて、半分しかとれませんでした。聞き取ったことを選択肢から選ぶのではなく、筆記で答える問題も登場し、歯が立ちませんでした。動詞の変形を随分たたきこんだ2ヶ月半。現在・未来・現在完了・過去形まで習いましたが、身につくかどうかはこれから・・です。

恒例の打ち上げ♪

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民族衣装を身にまとって登場。

彼はルワンダ出身で6人の子どもを持つお父さんです。








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「テスト、どうだった?」

・・ときっとアラビア語で話していたんだろう な。

授業中は母国語を使うことは禁じられていますが、打ち上げですからOK!!




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今回のヒットは、こちらインドのお菓し「ムルック」

お祭りの時によく食べられそうで、本来はうず巻き状にするのですがみんながつまみ易いようにと、折ってきてくれました。

主な材料は米粉、塩。カリっと揚がっていておいしい!!チリパウダーを入れて揚げることもあるそうです。



打ち上げの後、近くへ散歩に出かけました。

世界遺産ベギンホフへ。先生が歴史について説明してくださいました。詳しくは以前のブログをどうぞ→http://perolincho.blogspot.com/2010/01/blog-post_21.html

レストランFaculty Club は昔は病院だったそうです。

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その後、近くの公園まで足をのばしました。カモの鳴き声がするのですが、池の水が濁っていて姿を見ることはできませんでした。カモの追っかけとしては残念~

目立たないところにあるので、ピクニックや日光浴には穴場かもしれません。

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修了証書をいただきました。

がんばったな~私☆