夫のベルギー人の同僚宅へ招かれました。実は彼とは一つ約束をしていたのです。以前レストランで一緒に食事をしたとき、ベルギー野菜のシコンの話題になりました。日本では一株300円くらいする(デパートの地下食料品売り場では)高価で珍しい野菜であることと、そのシコンが好きだと話したら、今度シコン料理でおもてなしすると言ってくれたのです。
そんな約束を私の方がすっかり忘れていた頃、ご招待いただき驚きました。
一品目は、旬のホワイトアスパラのお料理♪
炒り卵とパセリがかけられて、彩りもきれい。えびとたまねぎを甘く炒めたものも、不思議とホワイトアスパラに合いました。じっくり炒められたたまねぎは特別だよ・・と彼はかなりお料理上手です。
メインはシコンのグリルとミートローフ♪
シコンは弱火で1時間くらい火を通していました。2,3時間くらいかけるともっとおいしくなるそうです。火の通り具合をキッチンでチェックさせてもらい、これで自宅で再現できるはず!?冬はシコンのグラタンをおいしく感じましたが、暑くなるとグリルくらいが食べやすそうです。
手作りミートローフも絶品。今までミートローフはあまり好きではなかったのですが、おいしさ再発見といったところです。
彼は台所に立ったまま、おしゃべりしながらのんびりと作ります。作っては食べて、また作っては・・とゆったり時間が流れていくようで、心地がよかったです。時折、奥さんが様子を見に席を立ち、私たちも一緒に台所へ向かい、そこで調味料の話、食材の話などをし合いました。「次は私が日本食を作るから、我が家へ是非。」と今度は私の方から約束をしました。
リビング前のテラスと、その奥に広がるお庭。彼の歩幅で計測してもらうと、縦約50メートル、幅約8メートルもあります。借りたばかりで、庭の使い道はまだ決めていないそうです。考えるだけでもワクワクします♪
ベルギー人は自分の家を建てることが夢だそうです。しかも煉瓦造りのかわいらしい家が多いです。オランダ語の授業でこんな言葉を習いました。
「De Belgen hebben een baksteen in hun maag.」
een baksteenは煉瓦、maagは胃・お腹のこと。ベルギー人は煉瓦を持って産まれてくる、煉瓦の家を建てるという意味です。ベルギーの町並は本当にかわいらしい、美しい!!
さてその改築は、水道や電気など特別な部分を除いてほとんど自分の手で行うというのでとても器用、そして根気強いです。彼の家を訪ねたころ、彼は壁のペンキを塗ったばかりだと言っていました。人件費が高いことも自分で手がける理由の一つでしょうけれど、自分が住む家を自分の手で作りあげていくなんて、夢があるな~と羨ましく思いました。
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