2010年5月29日土曜日

ディナンへ

先週末から4日ほど、義理の両親がベルギーへ遊びに来ていました。一緒に出かけたディナンでの様子を書きます。

ぱっと目につくのが、断崖の下に建てられたノートルダム教会。シルエットがきれい。13世紀ごろ建てられました。

城塞と教会が一枚に収まったこの写真、結構気に入っています。

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教会内のステンドグラス。

大きくはないけれど、色彩がきれいで見入ってしまいました。






サクソフォーンはこの町で生まれたとか。発明者にちなんで、この道は「アドルフ・サックス通り」と名付けられています。

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ケーブルに乗って城塞へ上がりました。408段ある石段を登ろうという人は誰もいませんでした(笑)

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ケーブルカーを降りると・・

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ガイドさんの話によると、ディナンはミューズ川の軍事的な要衝に位置していたため、幾度も戦闘にさらされたそうです。また、ディナンで起こった反乱を鎮めるために、子ども、女性を含む数百人もの人がこのミューズ川に投げ込まれたんだとか。何とも血なまぐさい歴史を抱えているんですね。

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ディナンの町を観光した後は、ガイドつきの車でミニミニ城巡りツアー♪

まずはアンヌヴォワ城と庭園。18世紀初め、モンペリエ家が領地を相続し、庭園を造りさらに城を増築しました。

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近くの泉から自然の力だけを利用して、庭園に水が流れるように設計されています。噴水もまた、機械には頼らず吹き上げていたのは驚きでした。

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「黒鳥に近づくと、危ないよ。」とガイドさん。

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奥さんと子どもを守るのに一生懸命ですからね。

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カモの赤ちゃんも産まれたばかり。命の誕生の季節。春の旅行では小さな感動に出会えます。

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地形の美しさや造りもまた、庭園の大切な要素なんだと知りました。花が少なくて残念でしたが、庭園にはそれぞれ楽しみ方があるんですね。

アンヌヴォア城から約20㎞、ヴェーヴ城へ到着。有名な聖人が住んでいたという霊的な理由により、この地に建てられたそうです。

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遠くに見える城はヴェーヴ城そっくりの城。ヴェーヴ城が古くなったため建てられ、一時はそこで暮らしていたそうです。その後しばらくして、資金が集まり元のヴェーヴ城を改築。そちらへ戻ったそうです。何だかもったいないな~と思うのは、庶民の感覚ですね。

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ヴェーヴ城の中に入り、18世紀のこの城での暮らしぶり、調度品の数々をじっくり見てきました♪

アルデンヌ地方には、いくつもの城が点在しています。今回は3時間のかけ足ツアーでしたが、いつかまた他の城も見てみたいと思います。城だけでなく、自然豊かなこの地方を車で走り抜けるのはなかなか爽快でした。菜の花畑の横を通ったり、牛や羊の昼寝の邪魔をしながら駆け抜けていったり・・と、ベルギーの魅力をまた一つ発見しました。

お父さん、お母さんとはディナン駅でお別れ。日本にいた頃ははこうやって、一緒に観光をするということはなかったので、いい機会になり、楽しい思い出ができました。

2010年5月13日木曜日

ルバーブ尽くし

今日からベルギーは四連休です。初日の今日は「昇天祭」で、カトリックの祭日にあたります。復活祭後40日後にキリストの昇天を祝し、イースターやクリスマスと並んで大切な祝日のようです。毎年木曜日が昇天祭になるので、必ず四連休になるんですね~。そして今月23日日曜日は、聖霊降臨日でこれまた翌月曜日は休みになり、またまた三連休。カトリックの暦が頭に入っていないと「あれ?今週後半休みだって・・」なんてことになってしまうんです。

以前、リタからもらったルバーブはこうなりました!!

冷蔵庫にフランボワーズジャムが残っていたので、色づけに少し加えて、

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ジャムの完成。

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水切りヨーグルトにかけて、手軽なデザートになりました。

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昨日はまたまたルバーブを収穫してきました。休み前は、気持ちに余裕があったので、タルトを作りました。

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型が大きいのに、日本語のレシピを見て作ったのでタルト生地が足りませんでした。(涙)あの側面のタルト生地が「タルトの華」なのに。

このタルト、二人で消費をしたら大変なことになってしまいますが、連休中に見事におなかに収まってしまうでしょう・・・

ここのところ、毎日止まない雨が続いています。そして肌寒くて、会う人みんな「5月なのに、信じられないよね~。」と口をそろえて言っています。

2010年5月9日日曜日

小さなパーティーへ

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主役はこちら、ネパール人の友だちのおぼっちゃんです。1歳の誕生日会に招待していただきました。プレスクールで作ってもらったという手作りの冠をかぶって、「さて、どうやっていたずらしようか・・」と考えているようです。

白い羽織はおめでたい時に着せるようで、色は白とは決まっていないとのこと。おばあちゃんからプレゼントされた金の腕輪もつけて、ばっちりきまっていました。

我が子の記念写真を必死になって撮影しているのは、お父さん。どこのお父さんも、一緒ですね~

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あれれ?おぼっちゃんのはずなのに、髪の毛が長くありません?それに小さなちょんまげまで・・

奥様に尋ねたところ、「おぼっちゃんが女の子みたいにかわいいから、お父さんが髪の毛を切りたくないんだよ。」と言うので、大笑いしてしまいました。

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さてこちらのお父さん、お料理が趣味だというから素晴らしい!!パーティーのお料理は全部お父さんの手作りでした。

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レーズンやココナツの入った甘口のライスに、スパイシーなチキンカレー。クミンの香りのするじゃがいもの炒めたものなど。サラダのピカンテソースまで手作りだというから、驚きです。どれもおいしかったです。

彼女は私の最初の友だちです。オランダ語レベル1の教室で、たまたま隣に座り、何となく通じ合うものがあって仲良くなりました。お互い英語でも通じていないことがあって、おかしなオランダ語や身振り手振りでのおしゃべりをたくさんしました。「気持ちはちゃんと伝わるんだな・・・」と思ったものです。

レベル2からクラスはバラバラになってしまったのですが、休み時間に話したり、時折メールを交換したりと親しくさせてもらっています。彼女のおかげで、レベル1の授業を楽しく通いつづけられ、今に至っているような気がします。

2010年5月8日土曜日

中間テスト終了

今週はテスト週間でした。

☆月曜日(リスニング)

今回一番難しかったのが、リスニング。テスト終了後の会話・・

Aさん:「一番の問題の答えは何番にした?私は6」

Bさん他数名「私も6」

Cさん:「え?私は迷ったけど5」

私「え?4だよ。」・・・みんなバラバラでした。それだけ難しかったということで私だけ難航したわけじゃなかったのね、と妙に安心。

☆火曜日(文法と読解)

テストだけでなく普段の授業でも読解に時間がかかるようになりました。やはり私は語彙数が少ないようです。3~5カ国語も話せるクラスメートは新しい単語の意味を簡単に推測できるのですが、私の場合はとても不利で英語に似ていないとさっぱり意味がわかりません。文脈を読みとる力もそんなにある方ではないので、これから苦戦しそうな分野です。

☆木曜日(会話)

予め質問内容と会話のテーマを教えられていたので、言いたいことを準備して望むことができました。チケットの予約、会食の誘いを断る、私が小さいころどんな所(家、部屋も)に住んでいたか、私の趣味などについてです。どれも実用的なので勉強していても楽しいです。

いつものおしゃべりの感覚で話しましたが、時々文法がおかしくなってしまいます。書けば正しい文章を作れても話すのは難しいと改めて感じました。でも嬉しいことに「よく話せてたよ。普段オランダ語使ってるの?」と声をかけていただきました。

ちょっと誉められればやる気がでるものですね。よし、後半もがんばろう☆

2010年5月6日木曜日

ラーケン王宮温室

ギリギリ間に合いました!!ブリュッセル北部、ラーケン地区にある王宮の温室へ行ってきました。春の数週間しか公開されていないというから、見逃すわけにはいきません!!

ブリュッセル北部のラーケン地区にあり、ルーベンからはブリュッセル・ノードまで電車で行き、バス(230・231・232番)に乗り換えて約20分で到着。乗り換えが多い場合、一人で行くのはちょっと心細い。案の定、降りるバス停を間違えた・・・

入場料(2.5ユーロ)を払い、進むと・・・。向こうに見えるのは王宮です。あちらに王様がいらっしゃるのね~

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パンフレットなんてないので、矢印に沿って歩きます。温室の入り口です。

こちらの温室「ガラスの宮殿」という別名を持つそうですが・・そうかしら??

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入ってみると・・なるほど。ガラスと同色の鉄骨だけで建てられています。繊細な装飾がきれい!!

天気がよかったら、中に光が差し込んできれいだろうな~

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白いつつじ。地味だな~

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これぞ、南国の花☆不思議な花がたくさん咲いていました。見ているだけで、楽しい気分になるので、好きです。

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お気に入り、ナンバー2です。

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一度温室を出ると、外からきれいなドーム型の温室が見えました。トップの王冠も存在感があります。

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温室は、1873年、レオポルド2世により作られました。アール・ヌーヴォー建築で、有名なオルタ氏の弟子アルフォンス・バラによる設計だとか。確かに、温室の建物そのものも美しくて、建築様式に関しては全くのド素人でも素直に「うわ~きれい。」と思います。

さらに、花の種類の多いこと!!品種も手入れも最高級でしょうね。何て贅沢な温室なんでしょう~

しばらく外を歩くと・・あれ?なんでこんな所に五重塔?

1900年 パリ万博で五重塔と桜が展示されたそうです。このアングルで撮るのは、日本人よね~なんて(笑)

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気持ちのよさそうな芝生・・でも立ち入り禁止・・残念!!

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もう一度温室へ入るのね・・と思ったら・・見事な藤が咲いていました。人気の藤。

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平日だったので、おじいちゃん、おばあちゃんがたくさん見学に来ていました。みんな、ゆっくり歩くせいか、やや渋滞気味。

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階段を使って、うまく配置すると、映えますね。

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お気に入りナンバー1です。ペルーやチリの花らしく、天井からぶら下がっていてトンネルをくぐるようでした。

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花びらが小さいけれど、これもあじさい?

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こちらは、斑入りのあじさい?

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花器もまた華やかでした。どちらも負けていません。

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中央の天井を見上げたら、こんなにきれい。来年は、晴天の日を狙って行きたいです。今年は下見ということで♪

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2010年5月2日日曜日

メーデーの土曜日

ベルギーの祝祭日カレンダーによれば、メーデーは祝日になっています。今年は土曜日なので、月曜日はメーデー振り替え休日とありますが、どうやら連休モードではなさそうです。

それでもベルギーのことだからお店はぴったりと閉まっているに違いないと、変に期待してセンターまで行ってみました。

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やっぱりね~。私の好きなこの通りは、二軒を除いて休みでした。

でも、土曜マーケット(果物・野菜・花)はいつも通り開いていましたし、ブティック、飲食店も営業しているところもあります。半々といったところでしょうか。

そこで夫に初めてのお寿司を食べさせてあげようと、INARIへ行ってみました。

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ランチセットをオーダー

(12.5ユーロ也)

まず味噌汁ですか・・。やっぱり西洋風なんですね。順番も量も。

お箸は横に置きますよ~。

 

 

 

 

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結構ボリュームがあります。

どちらの巻物にもアボガドが入っています。左はぴり辛のあげ玉入り。右は、卵やきゅうりの太巻きでした。

 

夫の感想 「まあまあ、おいしいんだね~。たまに食べるにはいいかも。」とのことです。

 

しつこいようですが、まだまだ春探しをしています。どうぞご覧ください。

いい香りがする花。リタも玄関に飾っています。

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これは、藤に似ているけれど、どうだろう・・・???

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