先週末から4日ほど、義理の両親がベルギーへ遊びに来ていました。一緒に出かけたディナンでの様子を書きます。
ぱっと目につくのが、断崖の下に建てられたノートルダム教会。シルエットがきれい。13世紀ごろ建てられました。
城塞と教会が一枚に収まったこの写真、結構気に入っています。
教会内のステンドグラス。
大きくはないけれど、色彩がきれいで見入ってしまいました。
サクソフォーンはこの町で生まれたとか。発明者にちなんで、この道は「アドルフ・サックス通り」と名付けられています。
ケーブルに乗って城塞へ上がりました。408段ある石段を登ろうという人は誰もいませんでした(笑)
ケーブルカーを降りると・・
ガイドさんの話によると、ディナンはミューズ川の軍事的な要衝に位置していたため、幾度も戦闘にさらされたそうです。また、ディナンで起こった反乱を鎮めるために、子ども、女性を含む数百人もの人がこのミューズ川に投げ込まれたんだとか。何とも血なまぐさい歴史を抱えているんですね。
ディナンの町を観光した後は、ガイドつきの車でミニミニ城巡りツアー♪
まずはアンヌヴォワ城と庭園。18世紀初め、モンペリエ家が領地を相続し、庭園を造りさらに城を増築しました。
近くの泉から自然の力だけを利用して、庭園に水が流れるように設計されています。噴水もまた、機械には頼らず吹き上げていたのは驚きでした。
「黒鳥に近づくと、危ないよ。」とガイドさん。
奥さんと子どもを守るのに一生懸命ですからね。
カモの赤ちゃんも産まれたばかり。命の誕生の季節。春の旅行では小さな感動に出会えます。
地形の美しさや造りもまた、庭園の大切な要素なんだと知りました。花が少なくて残念でしたが、庭園にはそれぞれ楽しみ方があるんですね。
アンヌヴォア城から約20㎞、ヴェーヴ城へ到着。有名な聖人が住んでいたという霊的な理由により、この地に建てられたそうです。
遠くに見える城はヴェーヴ城そっくりの城。ヴェーヴ城が古くなったため建てられ、一時はそこで暮らしていたそうです。その後しばらくして、資金が集まり元のヴェーヴ城を改築。そちらへ戻ったそうです。何だかもったいないな~と思うのは、庶民の感覚ですね。
ヴェーヴ城の中に入り、18世紀のこの城での暮らしぶり、調度品の数々をじっくり見てきました♪
アルデンヌ地方には、いくつもの城が点在しています。今回は3時間のかけ足ツアーでしたが、いつかまた他の城も見てみたいと思います。城だけでなく、自然豊かなこの地方を車で走り抜けるのはなかなか爽快でした。菜の花畑の横を通ったり、牛や羊の昼寝の邪魔をしながら駆け抜けていったり・・と、ベルギーの魅力をまた一つ発見しました。
お父さん、お母さんとはディナン駅でお別れ。日本にいた頃ははこうやって、一緒に観光をするということはなかったので、いい機会になり、楽しい思い出ができました。
0 件のコメント:
コメントを投稿