2010年3月26日金曜日

レベル2修了★

オランダ語レベル2の課程を修了しました。今日はテスト返却と打ち上げパーティー。

一人一品の持ち寄りで、いつもの教室でささやかにお祝いをしました。

101_1202

自分の国のお料理を作ってきてくれた人もいました。おいしくて3個も食べてしまったのは、ボール状のおかず。スリランカのアルニが作ってきてれたもので、魚とたまねぎとじゃがいもを炒めたものを、丸めて小麦粉をまぶして揚げたそうです♪

101_1205

ポルトガル出身のエリザベットが三品も作ってきてれました。オリーブと豆のサラダ、プリンとパッションフルーツのババロア☆これもおいしい~

で、私は・・・気合いが入らなくて、おやつをスーパーで買って行きました。

101_1206

最年長と最年少が代表で先生にプレゼント。

101_1208

手作りのカードを嬉しそうに読んで下さって・・

DSC01926

今回も先生がとてもよくて私はラッキーだったと思います。今の学校も含めて、語学学校の先生は結構当たり外れが大きいみたいです。英語圏で暮らしていない者が語学を学ぶ時、先生のよしあしがやる気に大きくつながると思います。

・・・って人のせいにしているって??

さてテストの結果ですが、無事合格しました。といっても授業に出てさえいれば理解できる難易度ですけれどね。レベル1で難しく感じた内容が、今回よく理解できて、続けていくと理解が深まりおもしろくなるな・・・と思いました。

オランダ語を使いこなすレベルにはきっと到達しないだろうし、日本へ戻っても使わないと思うけれど、苦しくなるまでもう少しだけ通ってみようと思っています。

2010年3月24日水曜日

アンダルシア旅行 ~最終回・セビリア~

お久しぶりです。更新が止まっていましたが私は元気です。ルーベンも随分と暖かくなりました。とはいえ、ピカピカの青空が続くのではなく、もちろん雨もたまに降ります。でも朝6時前からうす明るくなってきて、冬には聞こえてこなかった鳥のかわいらしいさえずりを聞くと、うれしくなります。

旅の続き、セビリア旅行記を書きます。最終回なのでたくさん写真を載せま~す。

101_1100



セビリアのシンボル、セビリア大聖堂です。モスクの跡地に建設されたので、よくヨーロッパで見る大聖堂とは外観も中も違いました。






101_1048












101_1054


一番驚いたのが、この金色の木製祭壇。

下から順に、聖書の場面が彫られています。上部はキリストの昇天場面となっていました。

こんなに豪華な聖壇を見たのは初めてです。







101_1069









すっかりオレンジの庭の虜になってしまいました。ほのかにオレンジの香りもして、ちょっと休みたくなります。

101_1065












101_1067



ヒラルダの塔。

12世紀末、モスクの尖塔として建てられ、16世紀に鐘楼を付け加えられたとか。





上ってみると・・こんな景色。

101_1076


オレンジの庭も上から見ると・・・







101_1083












101_1085



短い距離ですが、路面電車も走っていて、







101_1047


大聖堂の前には、馬車がスタンバイ。

時間があれば乗りたかった~





101_1094


せっかくセビリアへ来たので、フラメンコも見てみました。

小さなステージでは、力強い踊りがとても映えました。

ダンサーがとてもかっこよくて、私の隣に座る男性と見比べていたら、怒られてしまった・・



101_1098


スペインではタパスをあれこれ頼むのが安くて楽しい。

左はコルドバ名物サルモレホ。トマトとガーリックとレモン?が効いたさっぱりしたディップ。

右はほうれん草とひよこ豆の煮物。



メニューには同じお料理でも、「タパス」「料理」と値段が分かれています。少しずつ食べたいのでいつも「タパス」を頼んでいました。だいたい2ユーロ前後で食べられます。ヨーロッパでは食事の量が多いので、少量食べて胃の調整ができ、とてもいいです。きっと地元の人は、店の名物タパスを食べ、はしごをするんだろうな~。BARをうまく活用しているように思いました。仕事の休憩に一服する人、コーヒーだけ飲む人、食事をとる人など、それぞれです。この気楽な感じがとても気に入りました。


101_1108


セビリアといえば、もう一カ所見るべき所があります。

アルカサル

イスラム時代の城をキリスト教徒の王が改築したもの。





101_1130


宮殿とだけあって、とても華やか。

大使の間。

きっと宮殿の中心だと思います。




101_1123









王の一人、ペドロ一世はイスラム文化に心酔していたらしく、イスラム職人をスペイン各地から呼び寄せ建築にあたらせたそうです。

天井を見上げると・・・

101_1128


101_1131


幾何学模様の美しい扉。







101_1114


壁も見事な幾何学模様。

中心の模様は互い違いになっているのに、どうしてバランスよく大きな一つの模様として収まってしまうんだろう・・・???

計算しつくされているんですね~。





101_1121


これもまた、きれいなバランス。

配色もまたいいです。





101_1115


ガイドさんは扇子を持っていました!!

スペインらしくて、おもしろい。





101_1136












中心にあるパティオ。何てきれいな庭なんでしょう・・・うっとり・・・


101_1106


イスラム職人って、よほど器用だったんだろ う。

美的センスも豊かだったんだろうな。

きっと頭もよかったんだろう。





101_1107


古いパティオが残っていました。

今でも建物に囲まれるように、パティオは造 られていますね。






昔のユダヤ人街、サンタ・クルス。

もう少し季節がよくなると、鉄柵に飾られた花々もきれいに見えるでしょう。


101_1139









ホテルの前の細い道。すれ違えないくらいの狭さです。古いランタンが素敵。

夜はランタンの灯が道を照らして、薄暗いけれどそれはそれで、なかなかよい雰 囲気が出ていましたよ。

101_1143












101_1141

スペインだからこそ・・の建築、食べ物、人々にたくさん触れた旅行でした♪

2010年3月13日土曜日

アンダルシア旅行 ~コルドバ・メスキータ~

101_1035


コルドバを象徴するメスキータを見学しました。

メスキータ内も素晴らしいですが、外からちらっと見えるメスキータもまたとてもきれいです。







101_0997



回廊の外から見えるオレンジの庭。

オレンジがたわわに実っていたわけではなかったけれど、晴天のおかげで美しい庭が見られました。







101_1034


オレンジの庭には昔は椰子の木が植わっていたそうです。

アーチが続く回廊。





メスキータはイスラム教統治者たちによって建てられたモスク。785年、アブデ・ラーマン一世により建設が始められました。


101_1020


礼拝堂の中は暗く、厳かな雰囲気。

禁止事項もたくさん書かれていました。

三脚を立てなければ写真撮影はOKでしたので印象に残ったものだけ数枚撮りました。

くさび形のアーチがどこまでも続く。






三度の増築を経て、完成しました。


101_1017


二度目の増築では最も富と力が費やされたそう。961年から966年にかけて、アルカハム二世により行われました。

メスキータの中で一番華やかに見えた、ミハラブ。

イスラム教徒の祈りの場として造られ、メッカの方向を向いています。







101_1023



ミハラブの天井のモザイクがすばらしい。







101_1019


このころ造られた部分の天井はご覧の通りの美しい装飾。

オンボロカメラでは、これが限界。

すみませ~ん。






101_1026


一方、こちらは最後の拡張工事時期に造られたアーチ。(987年からアマンスールによる)

天井の装飾はなく、アーチの色は塗装に変わりました。

上の写真のアーチと比べると、ずいぶんあっさりとしてしまったものだと思います。








101_1027


イスラム支配で途絶えたキリスト教の信仰を取り戻すために、大聖堂の改築がされました。

イスラム教時代の建物やアーチを取り崩し、改築。

赤白のアーチと大聖堂のアーチがつながっているでしょう。







メスキータの外壁を見て、歴史をたどってみると・・


101_0947


イスラム時代の門はレコンキスタ後、いくつか閉鎖されてしまいました。

大聖堂の役割も、構造も変わったからです。

メスキータ内部が暗いのは門が閉鎖されたためです。






101_0952


あまりにきれいで、

ほ~・・・とその後の言葉が続きません。









101_0954


一枚の写真には収まりきらない程の大きさ。

コルドバがイスラム文化圏の中心地であったと、想像を膨らませてみました。







101_1031


ミナレット(尖塔)

10世紀、アブド・アッラフマーン三世により造られたもの。

鐘楼は17世紀に建築されたものだそうです。








101_0981


ローマ橋を渡ってメスキータを眺めました。

通りかかったスペイン人のちびっこが「Hola」「Good afternoon!!」

と声をかけてきました。小さなころから彼らは陽気なんですね~




歴史の深さ、イスラム文化の高さに感心しました。アラベスク模様を間近で見る機会は滅多になかったので、興味もわきました。

さてさて、私たちはルーベンへ無事戻りました。セビリア旅行記は今週、少しずつ更新します。まずは、買い出し、洗濯、遅れたオランダ語の勉強にとりかからなくては。それではまた~☆

2010年3月11日木曜日

アンダルシア旅行 ~歴史が残る町 コルドバ~

何ともまあ、ありきたりなタイトルですが地図を片手に歩いて実感したことです。コルドバというとメスキータがあまりにも有名ですが、他にも町の至るところに歴史を感じさせるものが残っています。

101_0962


ちょっと間違えて入ってしまった道。

古い建物を見ても「古めかしい」とは思わないから不思議です。









101_0959


いかにも古そうな門をあちこちで見かけました。


観光客が珍しそうにくぐるだけでなく、地元の人たちも

通っていきます。

この地区で暮らすには不便もあると思いますが、それ以上に誇りを持っているんだろうなと思います。






白い壁、クリーム色の縁で統一されているユダヤ人街。

どこを歩いても同じような道なので、地図を見ていても何度も迷いました。

車一台やっと通れるくらいの道幅で、歩行者がよけなければ

通り抜けられないこともしばしば。







Casa del Indiano

コルドバ式パティオがある家。

この辺りはパティオが多く、その起源はローマ時代に

遡るとか。







101_1012



一方こちらは14世紀に建てられた教会、

Curch of San Lorenzo


バラ窓の内側はステンドグラスになっていて

教会の中を光がさしこみ、とてもきれいでした。


正面はアンダルシアの建築様式だそうです。

多くの教会を見ましたが、一番印象に残っています。




2つの塔がそびえているのは Church of San Rafael.


町の守護天使ラファエルを祭っています。

19世紀に建てられた教会です。






地図には名前が載っていない教会(礼拝堂?)もたくさんあります。


教会や、マリア像、聖人を祭る教会などが多くキリスト教の色が濃い町ですが、イスラム文化もところどころでしっかり残っていることに驚きました。






ブログではまだコルドバ滞在中となっていますが、昨日セビリヤへ入りました。タイムリーにブログを更新するのはなかなか難しいものです。慣れないことをしたせいか、前回の写真を間違えて載せてしまい、メスキータの写真がマラガの鐘楼になっていました。失礼しました。