2009年11月30日月曜日

のんびりだな~ベルギー

もう12月だというのに、ルーベンの町はあまりクリスマスムードがただよっていません。

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最近になってやっとリースが飾られました。でも、これで飾り付けは終わりかな?

 

 

 

 

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ツリーは出されているけど、ちょっと寂しくないかな?

他の店では今日になってやっとはしごを取り出して、飾り付けをしている所もありました。

 

ベルギーでは今週末、聖ニコラウスの生誕を祝います。本格的なクリスマスシーズンの到来はこのお祝いが終わってからのようです。これからが楽しみです。

さてスーパーへ行ってみると・・

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うお~、チョコレートの山。

向こうが見えないくらい積み上げられています。

雪崩が起きそうだったので、そ~っと写真を撮りました。

 

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聖ニコラウスのお祝いの日に家族みんなでチョコレートを食べるようです。何かというとチョコレートですが。

聖ニコラウスとピーターに食べてもらう分も買うんでしょうね。

 

各スーパーでは、今お菓子売り場が大変にぎわっています。チョコレート以外によく見かけるのがスペキュロス(クッキー)。クッキーを食べながら生誕日を心待ちにするそうです。

とある家のガラス窓には聖ニコラウスとピーターを迎えようと飾り付けがされていました。

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得意の盗撮!!

見えにくいですが、窓枠に沿って聖ニコラウスの顔が連凧のように飾られています。

真ん中には「ウェルカム、ニコラ & ピーター」とかわいらしい子どもの字で書かれていました。

 

どうせ12月に二つも行事があるのだから、飾り付けは11月中に一気に終わらせてしまおう、という感じがしないのがベルギーです。効率はよくないかもしれませんが、それぞれの伝統行事を大切に迎えようとしているのでは?とも受け取れます。

ルーベンは観光地ではないので、尚更「クリスマス」を過剰に意識していないのかもしれません。ヨーロッパ各地ではクリスマスマーケットが始まっている中、ルーベンは11日からのスタートです。

報告をお楽しみに♪

2009年11月29日日曜日

ルーベンに聖ニコラウスが!!

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おおっ!!何やら音楽が聞こえてきました。

後ろに続くのは・・





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おやつが入った袋を持っているということは、ピーター?

でもたくさんいるなあ・・・





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子どもも混じって踊り始めました★

とっても楽しそう。





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次第に家族連れが集まりだしました。

おやつをもらってみんなご機嫌。





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集まった人で花道を作り、聖ニコラウスの到着を待ちました。

大人の私たちもワクワク・・・





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聖ニコラウス、ルーベン駅に到着♪

電車でやってきたんですね~ちょっとおかしい。

緑の洋服を着ているのがお付きのピーターです。





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Ho~Ho~Ho♪

「いい子にしているから、プレゼントを下さい。」だって?

子どもからの手紙です。





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私たちを待つ子どもたちの所へ行かなくちゃ。さようなら~

この日は馬車に乗って、ルーベン市内を廻ったようです。

では動画をお楽しみください。

音声が悪いのですがご容赦を★


2009年11月28日土曜日

ベルギーの有名人 その2 ~ファンロンバイ氏~

日本でも既に報道された通り、EU初代大統領としてベルギーの元首相ファンロンバイ氏が指名されました。EUの新基本条約(リスボン条約)発効に伴い、新設されたポスト。もう一つ新設されたのはEU外相(アシュトン欧州委員)です。新体制の元で政策の継続性の確保や、意思決定が早まるとみられていますが、国際社会では無名な二人の影響力はさほどないのではないかという声も一部では上がっていますね。

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ファンロンバイ氏は首相時代、オランダ語圏とフランス語圏が対立するベルギー政局の混乱を沈め、その調整力が高く評価されています。詳細は割愛させていただき・・・

次期首相は元首相だというから驚きです。ファンパウロ氏の前に務めていた、ルテルム氏。銀行救済策を巡るスキャンダルで首相を辞任したばかり。わずか11ヶ月での再登板だというので、ベルギー人はファンロンバイ氏を失ったこと、また ルテルム氏の再登板という二重の不安をつのらせているようです。

♪ ルーベンで聞こえてきたこと ♪

夫が食堂で食事をしていた時、ある教授が「ファンを大統領にするのは、ベルギーにとってはよくないことだ。」とおっしゃていたそうです。それだけ彼はベルギー人から厚い信頼を受けていたことがわかります。また国内を二分している言語圏間の対立は私たち日本人にとっては想像ができないほどの根深いものだということを感じます。

ファンロンバイ氏は何とルーベンカトリック大学の卒業生であることがわかりました。私の母校ではないのに、ルーベンとつながりがあるというだけで、嬉しくなってしまいました。1965年から1971年まで大学に在籍しその間、法学部の学士、経済学部の修士また哲学科の学士資格をそれぞれ取得しています。

大学はファンロンバイ氏の指名を祝してお祝いのメールを送りました。「ルーベンカトリック大学はあなたのような卒業生を持てたことを誇りに思っている。」とメッセージを続けています。

日本にいたころはEUか・・遠いな・・と思っていました。首都ブリュッセルにはEU本部があることですし、また今回の初代大統領指名をきっかけにEUの動き、国内の問題にも少しずつ目を向けていけたらと思っています。

2009年11月27日金曜日

Belgian Gastronomy

大学の企画で”About Belgium”という8回シリーズの講演会が開かれています。音楽、文化、異文化間コミュニケーション、そして昨夜はBelgian Gastronomyがテーマでした。特別に試食もできるというので予約をして参加をしてきました。興味深かった話をいくつかご紹介します。

ベルギーの食というと、ビール、チョコレート、ワッフル、ムール貝を思い浮かべると思います。実はフレンチフライ(こちらではフリッツと言う)はベルギーが発祥なんです。

♪ フレンチフライの歴史 ♪

エピソード1)

昔、川沿いのある村では小さな(5㎝くらい)の魚を揚げて食べる習慣がありました。寒くなると川が凍り魚が捕れなくなるので、試しにポテトを揚げてみたところおしかったことを発見。それ以来、ベルギーではフレンチフライが食べられるようになったとか。

エピソード2)

第一次世界大戦のころのこと。アメリカ兵がベルギーで食べたフライドポテトがおいしかったので国へ帰って「フレンチフライはおいしいんだ」と言い広めたそうです。当時ベルギー全土でフランス語が話されていたのでフライドポテトのことを米兵はフレンチフライと言ったとか。

時期的なことを考えると、エピソード1と2は若干食い違う部分もあるのですが、とにかく「フレンチフライはベルギーが発祥である」ことを昨夜の講師が誇りに思っているのは間違いなさそうでした。

♪ 魚より肉 ♪

ベルギーは海に面していますが、漁獲量が制限されているため魚介類の値段は高いです。もちろんマーケットで新鮮な魚を手に入れることはできますが、ベルギー人のメインディッシュとしては断然肉が多いです。

1位 豚(フィレ、ソーセージ、ぶたひき肉など)

2位 牛

3位 チキン、七面鳥、ガチョウなど

まれにヤギ、うさぎ、馬などを食べることがあります。秋、フランスでは狩りが盛んですがベルギーも同様で、鹿、イノシシ、きじなどが季節限定でレストランのメニューに登場します。

調理法はフランスの影響を受けていて、肉を果物と一緒に煮込むことが多いようです。


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その中の一つ、ミートボールをチェリーと一緒に煮込んだもの。

風味がありおいしかったです。お肉もジューシーになるそうです。

ビール大国ならではの料理として、牛のビール煮も有名です。




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こちらはVol-au-vent (ボロバン)。small dishです。

中にチキンが入っていて、クリームソースがかかっています。マッシュルーム、エビ、フルーツなどソースに合わせるものは色々あります。

一口でぱくっと食べられるつまみといった感じですね。



♪ ベルギーを代表するもの ♪

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ブリュッセルスプラウト(芽キャベツ)

寒さに強く、収穫量は多いです。ややほろ苦いですが、スープやシチューに合います。小さくて、形もかわいらしいので、付け合わせにもいいですよ。




写真はありませんが、シコン(チコリ、エンダイブ、ウィットローフとも言う)はベルギーチコリとも呼ばれるほど、ベルギーを代表する野菜です。(生産高トップは隣国フランスですが・・)元々、コーヒーが高価なものだったころ、シコンの根っこを乾燥して炒ったものをコーヒー代わりとして飲んでいたそうです。偶然、土の上に白い芽が出ていることに気がつき、食べてみたところおいしかったとか。今では水耕栽培によって一年中生産できるようになっています。

でもおいしくなるのは冬。ベルギーの家庭料理といえば、シコンのグラタンです。これから我が家の食卓にも登場することでしょう。

♪ 近年の食文化 ♪

一昔前まではポテトがパンと並び主食でしたが、米、パスタも普段の食事に取り入れられています。若者はイタリア料理、アジア料理、アフリカ料理なども好んで食べます。食の幅が広がってきているのは、どこの国も同じですね。また健康食ブームも起きているようです。


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え?健康食ブームだって?

デザートにチョコムースが出されましたが、な、なんとバケツに入っていました。

それがとても甘いっ!!



話を聞いて「ベルギーはおいしい料理がたくさんある」という印象を持ちませんでした。有名なものはありますが、ベルギーならではのものがさほどないように思います。でもフランスやドイツなど隣国から入ってきた料理法、食材をうまく生活に取り入れている点がベルギーらしさなのかもしれません。

今回は、ベルギーの食事情のほんの入り口をのぞいたぐらいでしょう。これから食にまつわる新しい発見を楽しみに、たくさん食べて元気に冬を越したいと思っています。

2009年11月22日日曜日

食の祭典 in Leuven

今日も午前中はとても穏やかな天気でした。ルーベンの空は晴れの日にはとてもきれいな青空を見せます。あまりにきれいだったので一枚パシャッ♪

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大学キャンパスにあるお城です。

日曜日の午前中のため、学生がいないので静けさがただよっていました。

何とも存在感のある素晴らしいお城です。




今日はお祭りの最終日でした。ルーベンは市、また学生が企画するイベントが豊富な町だと感じています。

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地元の無料情報誌には、ペロっと下を出した絵が大きく載っていました。これは何か食べ物に関係があるに違いないと思い、一週間前から入念にチェックしていました。






Week van Smaak in Leuven (12日~22日)というお祭りで、今年はトルコ料理が紹介されました。料理教室や、マーケットなども開かれたようですが逃してしまいました。また、87店のカフェやレストランがこの企画に参加していて、トルコ料理を提供したり、特別メニュー、割安メニューなどが期間限定で用意されたりしました。


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火曜日に、~演劇鑑賞とトルコ料理を味わう夕べ~というプログラムに参加。

演劇は即興劇で、しかもオランダ語だったので、全然わかりませんでした・・その分、トルコ料理に期待★




前菜が3種類

*ビョレク(小麦の皮にチーズを巻いて揚げた物。春巻きそっくり。)*レンズ豆のスープ*すり身を揚げた物でした。つまみ程度なので味わう程食べていないのですが、揚げているわりにはこってりせずおいしくいただきました。トルコビールはいまいち。他のトルコ料理をトライしてみたいな・・・次はトルコ旅行??なんてことが頭をよぎりました。


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最終日は無料で色いろなものを食べることができました。

*アシュレ(ナッツやドライフルーツがたっぷりのお米のプディング)・・・甘みがおさえられていて女性には嬉しいデザート★





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*トルココーヒー

コーヒーと砂糖を直接鍋に入れて、煮出していました。飲んだあとはコーヒーの粉がカップに残ります。これで占いをするんでしたっけ??




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*チャイ

味はダージリンそっくり。

濃いめに煮出してお湯を注いでいました。角砂糖を好みで入れて飲むようです。ガラスのカップがとてもかわいい形をしています。



いよいよ祭りもフィナーレを迎えようとしています。6時からフリッツが何と無料で配られました。いつもはケチャップかマヨネーズで食べるフリッツが、今日に限ってシェフが作ったソースをかけてもらえるというおまけつき★


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もちろん並びましたよ。フリッツは私の大好物ですからね。

グレーのシャツを着た人がシェフです。





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おばあさんも、大好きなフリッツ。

写真ではわかりませんが、フリッツ屋台です。大きなトラックで登場。いつもトラックですが。




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手前の桶は油を切るためのもの。リズムよく振り上げて、手早い動きです。

何とまあ大きいことでしょう。

バケツの様です。



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ジャジャーン♪

今にもこぼれそうな位入れてくれるところが大好きです。マックのLサイズよりたっぷり。

シェフのソースはぴりからで、ちょっとビネガーがきいていました。



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フリッツと同時にコンサートもスタート♪

歌は食べ物にまつわるものが集められていて、おもしろいなあと思いました。歌詞カードが配られ、口ずさむ人、リズムを刻む人・・楽しむ人で一杯でした。



祭りは9時まで開かれ、最後は花火で幕を下ろしたようです。(見ていません)近頃5時前には暗くなりますし、外は肌寒いですが、そんなことを吹っ飛ばすかのようにルーベン市民は楽しんでイベントに参加しているように見えます。

夏からルーベンで暮らすようになり、いくつかのイベントに参加しましたが、どれも楽しめるものが多く、コンセプト、企画力のよさを感じます。それ以上にたくさんの人が集まることが、祭りの雰囲気をより一層盛り上げているように思います。

来週は何があるかな・・・??

2009年11月21日土曜日

12月・・・もう一つのお祝い

今週はとても温かい一週間でした。夫の同僚曰く、「毎年このころになると嵐が起こるんだけど、今年はあったかい。」とのこと。午前中は青空が広がりました。

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家から金曜マーケットの広場まで歩きました。

(この写真は会場ではありません)

20分くらいもすると、ポカポカ♪

思わず手袋を外してしまったほど。

気温は15℃位はあったと思います。

 

クリスマスが近いので、いつものマーケットもクリスマスにちなんだものが売られているかな・・・と思いきや、大きな違いはなくちょっとガッカリ・・・。

10月を過ぎた辺りから見かけて気になっていたキャラクター(人)を紹介しましょう。

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★マーケットのパン屋さんにて★

「僕の名前は黒いピーターです。」

 

 

 

 

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「私の名前は聖ニコラウスです。」

 

 

 

 

ベルギーでは12月6日に聖ニコラウスの生誕を祝います。サンタクロースは元は聖ニコラウスであることはよく知られていますね。聖ニコラウスはギリシア南部の港町パードレ(パトラス)の裕福な家庭に生まれ、のちに現トルコのイズミルの司教となりました。西暦271(または280)年から、342(350年頃)年12月6日まで生きたとされ、六世紀に聖人に列せられた後、 12月6日が聖二コラウスの祭日となっています。

聖ニコラウスにはいくつもの伝説がありますが、その一つを書きましょう。

昔貧しい一家が暮らしていました。その家には三人の娘がいましたが貧しさのあまり、父親は娘を売って生計を立てることを考えつきます。それを知ったニコラウスは驚き、ある夜こっそりお金を投げ入れました。長女はそのお金で嫁ぐことができ、次女も同じように結婚することができました。そして三女の時、お金を投げ入れようとしているニコラウスを見つけ父親はニコラウスの足下にひれ伏したということです。クリスマスに靴下を下げておくと、サンタクロースが煙突から入って 贈り物を入れてくれるという習慣は、ここから生まれたと言われています。

聖ニコラウスは弱者を救った聖人として、また子どもの守護聖人、海の守護聖人としても称えられています。聖ニコラスを祝う習わしは、まずギリシャ正教会で広がり、10世紀ごろには西欧へと伝わり今ではオランダやベルギー、ドイツ、フランスなどで12月6日を「聖ニコラスデー」としてお祝いするようです。

★いつも一緒の黒いピーター・・・あなたはだあれ?★

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聖ニコラウスはスペインに夏の別荘を持っていて、そこで従者のスワルト・ピート(黒いピーター)という黒人の精霊と一緒に暮らしています。 11月になると船におもちゃを積み込んで、アムステルダム湾に到着し、そこから白い馬に乗って12月6日の祭日まで町中を練り歩きます。その間、子どもにお菓子やプレゼントが配られ、大人同士もプレゼントを交わします。もちろんベルギーのブリュッセルにも上陸しました。今年は18日の水曜日だったようです。蒸気船でやってくるなんておもしろい♪

スワルト・ピートは16世期頃の東洋の衣装を着たムーア人の少年の姿をしています。聖ニコラウスが良い子にプレゼントを配るのに対し、スワルト・ピ-トは悪い子にお仕置きをする怖い存在です。スワルト・ピートは行儀の悪い子どもの名前を全て記録しておき、クリスマスに罰を与えるか、もっと悪いと子供を袋に詰めてスペインに連れ去ってしまうといわれています。毎年、子どもたちが集まる会場では、ピーターを見て泣く子どもがいるようです。私も昔、獅子舞を見て泣いたっけ・・・ちょっと似ている?

 

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チョコレートショップに飾られた黒いピーター

サンタクロースと同じくらい、聖ニコラウスと黒いピーターを見かけます。

パン屋でニコラウスの飾りを見た子どもも「ニコラ・・」と嬉しそうに指さしていました。

そんな様子を見ているだけで、大人の私もワクワクしてしまいます。

12月には、聖ニコラウス祭の様子をお届けします。

2009年11月19日木曜日

小腹がすいたら・・・

寒くなると、ついついパクっと甘いものをつまみたくなりますね。それはベルギーでも同じようで、オランダ語学校の先生が「寒くなると、これよ~♪この季節は糖分が欲しくなるの~」とおっしゃっていました。先日、中間テストの後にみんなに一粒ずつ下さいました。脳みその疲れが確かに和らぎました☆

一粒では味がよくわからなかったので、スーパーに買いに出かけました。

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見た目はトリュフにそっくり。

でも食べてみるとじゃりじゃりしています。

マジパンをココアパウダーでまぶしたものでした。

 

 

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聞いたことはあっても、これまた初体験。

マジパンはアーモンドをシロップで煮て砕いたものです。

夫は「杏仁豆腐の味がする・・」とコメント。これで想像がつきますか?

 

さて、びっくりしたことが一つ。スーパーで上のミニパックを5パックも手にとっている男性がいたので、思わず「これ、おいしい?」と聞いてみました。すると、「いや~妻が大好きなんだよ。」とのこと。いくら好きでも5パックも買うかな・・・??と驚いてしまいました。他のスーパーでも残りわずかになっていたところを見ると、こちらではマジパンのおやつがポピュラーなんだなと思いました。

あまりに馴染みがないせいか、そのおいしさがわかりません。パン屋のハンドメイドのものを次回はトライしてみたいと思っています♪

2009年11月13日金曜日

生活用品の話

こちらで生活をするようになって、改めて日本の生活用品の質の高さを実感します。ベルギーでは高い割に品質の低いものが多いので、無駄使いをしないように気をつけなければ・・・と思います。

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* ポケットティッシュ *

ゴワゴワしていて、頻繁に鼻をかむと荒れてしまいそう・・でもこちらの人はハンカチでかんでいますけど。

もちろん駅前で配られるようなことはありません。

 

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* ストッキング *

5回も履いていないのに、こんなにのびのび~。今にも裂けそうです。だから手洗いをしています。これからのシーズンは、長い靴下にします☆

 

スーパー以外のお店ではたまに商品をビニール袋に入れてくれます。でもその袋がとても脆く、帰るまでに破れそうになることは何度もありました。日本ではお店でもらった袋類を便利に再利用できますが、こちらではなかなかできません。二重にして生ゴミを入れないと水漏れしてしまいます。運よく丈夫な袋をもらえたら、大事にキープして暮らしています。

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* 市のゴミ回収袋 *

袋に美しい市庁舎がプリントされていて初めに見たときは感動しました。茶色は不燃物用なのですが10枚で10ユーロかかります。回収費が上乗せされているからとはいえ、生活の中で一番多くでるのが不燃ゴミ。10ユーロを払う度に、ゴミを減らさないといけないな・・・と考えさせられます。

袋、プラスチック用品など頻繁に登場するものの値段はとても高いです。ちょっとした生活用品をよく100円ショップで購入していましたが、今のところルーベンにはないようです。他の国にはユーロショップがあるのできっとあるにちがいないと思っているのですが。日本の100円ショップのありがたみが身に染みます。

 

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あれ?日本のラップの登場!!

ラップもまた脆いです。それだけでなく、お皿にピタっとはりつきません。そして箱の刃の切れ味が悪いので、ラップがなかなか切れません。実家の母に愚痴をこぼしたら、送ってきてくれました。詰め替え方式でこの箱を再利用しま~す♪

 

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日本製品は気が利いているな~

ジップロックがついて、おまけにまちもついているなんて♪ 日本のジップロックはこれまた優秀。ピタっと閉まって使い心地がよいです。

 

 

日本での便利で快適な生活に慣れていると、こちらでは時々不便だと感じることがあります。でも「あ~日本だったらな・・」と毎回思っていると暮らしていけないので、マイナスに思えることはなるべく目をつぶって気長に過ごしていこうと思っています。

2009年11月12日木曜日

中間テスト

今週二回のオランダ語学校では、中間テストがありました。何だか高校生のころを思い出します。火曜日はリスニングで今日は文法と会話がありました。得点の内訳は、リスニング20点、読み20点 筆記20点 その他文法40点 会話20点の合計120点満点になっています。次のレベルに進級するためには、6割はとらないといけません。既に学校を辞めてしまった人もいます。在籍人数は開校時の約7割ほどとなっていて、いくら初級クラスとはいえ着いていくのは大変でした。さてテストの様子は・・・

* なかなか始まらないテスト *

テストが配布されてビックリ!!なんと、A4で15ページ分もありました。思わず隣に座っていた人に「ちょっと、多すぎない?」と同意を求めてしまいました。いつも穏やかな先生も今日はやや厳しい表情です。「これからしゃべってはいけません。質問があったら私に聞いて下さい。」と忠告されました。まずはテストの説明からスタート。丁寧に1ページ目から問題と答え方をかみ砕いて説明して下さいました。

ところが、あっちこっちで「え??どういうこと?」「どこどこ?」大混乱。そのうちオランダ語以外で話が始まりだし、先生は説明をストップ。みんな、いつもより神経質になっていてしっかり確認したいんですね。だから母国語が同じ人同士でついついしゃべってしまうんです。ようやく説明が終わり、分厚いテストに取り組みました。

* ぬる~い雰囲気 *

会話の試験も同じ教室で行われたので、し~んとした緊迫した雰囲気ではありませんでした。忠告は一切無視され、あっちこっちでヒソヒソおしゃべり。アラビア語が飛び交います。答えを教え合っていても先生はわからないだろうな・・・。笑い出す生徒まで。そのうち先生もプチっと切れて、「あなたは前でやりなさい!!」とまるで小学生が先生の近くに席を移された時のようで、それを見てみんなクスクス♪すると隣でカンニングをしているではありませんか!!机に答えを書いてもらって写していたんですよ!!ヤレヤレ・・・

普通の学校の試験ではないので、語学学校側もそんなに神経質にはなっていないのでしょう。

☆★☆★☆★☆

出来はどうだったかって?

一番難航したのは、リスニングでした。私は数字の聞き取りが苦手です。英語と違って数え方が逆なんです。例えば21は英語だと、twenty-one ですが、オランダ語では一の位から先に数えるので een-en-twintigになります。問題には電話番号を聞き取るものがあり、区切り方そのものも日本と違うので頭の中は大パニックでした。生活の中では数字を聞き取ることが一番多いのに、これではお店で計算間違いされても気がつかないかもしれません。がんばらなくては!!

文法はこの数日で詰め込んだので何とか解くことができました。文法に力が入るのは悪い意味で日本独特の試験勉強の仕方が身についてしまったからでしょう。単語練習をしながら「あれ?何て読むんだっけ?」なんていうことがありました。これでは何のための勉強だかわかりません。学生のころならきっとここで立ち止まることはなく、ひたすら練習を続けていたでしょう。テストのためには書いて覚えることや練習問題も必要ですが、どんどん話して使わないと身につかないな・・・と強く思いました。

今回の会話はバッチリ☆今はオランダ語を覚えたてホヤホヤで嬉しく、家主さんや、店員に習った範囲のことを話していたのでね。

詰め込み勉強はやめて、日々復習をしようと心に決め、テストを終えました。今日はグッタリ・・・です。

2009年11月11日水曜日

今日は何の日?(11月11日)

昨日オランダ語学校の先生が「明日は、祝日ですよ。何の日だっけ?」と呼びかけました。多くの生徒は「Wapenstilstand」と答えていた中、馴染みのない私にはピンと来ません。11月11日は第一次大戦休戦記念日です。1914年に開戦された第一次世界大戦が1918年に休戦協定を結んだことをを記念しています。フランス、イギリスでも祝日です。ドイツは祝日の性格上、祝日ではありませんけどね。言葉の意味を調べてみると・・・wapen(武器)stilstand(停止)と辞書にありました。一つ、勉強になりました♪

町は特に変わった様子はありません。いつもの日曜日ならもっと人出が少ないはずですが、やや賑わっていたかな・・という感じ。


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でも、やっぱりスーパーは休みです。祝日であることを忘れていて、昨日買いだしをしておくのを忘れていました・・・





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こちらのスーパーも休み。ベルギーでは祝日はしっかり休みます。

開店していたのは、パン屋さん、カフェ、レストランくらい。




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マンションに一軒だけ、国旗を掲げているお宅がありました。

望遠でとらなかったので小さくてすみません・・・





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こちらは軍関係の施設。当然、入り口には国旗が掲げられていました。市庁舎前にはいつものことながら掲げられていましたが、他では国旗は見ませんでした。そして特別な催し物もありません。ただ大聖堂にはたくさんの人が訪れていましたし、中には涙ぐむ女性が二人・・・やはり大切な日なのでしょう。



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公園の様子ものぞいてみました。

寂しい景色に変わりつつあります。





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いつもの休みの風景。

二世代で孫を見守っています♪

お母さんが赤ちゃんにあげているのはバナナ。その場でナイフでカットしていました。



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これまたいつもの風景。

鍛える若者!!自転車、ランニング、バドミントンをする若者に出くわしました。




祝日とはいえ、カフェやレストランそして雑貨店などは営業している店もありました。日曜日だとビアカフェ以外の飲食店は休みになるのに・・・。市レベルでは式典など特別なことは行われないのかもしれません。ベルギーとしてはどのようにこの祝日を迎えたのか興味があります。あ・・・・テレビを買わなくっちゃ!!

もう冬の始まり。天気もどんよりとした日が続いています。気分が沈まないよう寒くても外に出て、小さな発見ができたらと思っています♪ しばらく日常の様子をブログにアップしま~す☆(旅記録じゃなくてネ・・)

2009年11月10日火曜日

最年少とランチ☆

オランダ語学校のクラスメートと授業後、お昼を一緒に食べに行きました。前から、「どこかへ一緒に行かない?」と誘ってくれていました。彼女は9月にフィンランドから来て、年は何と19歳です。10歳以上も離れているし、英語で話さなきゃならないし・・・ルーベンでやっていることも全然違うし・・どうしよう・・・とちょっとドキドキしながら今日を迎えました。

お店は私のお気に入りのBIOカフェにしました。どうやらパリにも支店(どこが本店だかわかりません・・)があるようです。ルーベンにもちょっとお洒落なカフェがあるんです!!店内の雰囲気がよく、木のぬくもりが感じられる内装で、ペストリーやレジの後ろの焼きたてのパンは食欲をそそります。

Mさんは高校を卒業したばかりで、大学進学までの間10ヶ月、ルーベンで働くことを決めたようです。と言ってもまだ何を学ぶか、どこの大学に進学するのか決めていないそうです。え?入学試験は夏前だとすると、そろそろ大学を決めて受験勉強をしないといけないんじゃないの?とこちらが焦ってしまいます。でも、自分に真剣に学びたいものがあり、大学を決め、進学したかというと全くそうではありませんでした。「とりあえず大学には行っておこう。」という甘い考えで進学。学問に身が入っていたか・・というとそうではありませんでした。必要最低限の勉強はしたけれど、貪欲に学んだかというと、とてもとても・・

* ルーベンでMさんは・・ *

Mさんはある家庭の子どもたちの世話をしています。週に数回ベビーシッターをしていて、オランダ語学校にも通っています。ベルギーのルーベンへ行くこと、そしてオランダ語学校を学ぶことも彼女自身が決めたようです。9月の中頃彼女と話したとき、「いつも一人で買い物・・さびしいし、つまらないよ・・」と言っていました。19歳で親元から離れて長期間、異国の地で暮らすのは、辛いことは想像できます。でもその間にゆっくり自分を造っていったり、人生設計をしたりできるのは羨ましいことです。

☆★☆★☆★☆★☆

19歳のMさんとは、他愛もない話をたくさんしました。「普段、オランダ語を使う?」「スパイシーな料理は好き?」「明日は何するの?」などなど。年齢の隔たりを感じませんでした。ヨーロッパの学生は大人っぽく見えるし、Mさんが年齢の差を気にせず私に接しているからだと思います。

そうか~!!ベルギーでは年齢、身分(学生、仕事をしている、専業主婦)が違う人とも友だちになれるんだ!!一緒に飲みに出かけた人達もみな学生です。主婦であること、30を越えていることなど気にせず、ここ学生の町で交友関係を広げ、深めていきたいな、と感じました。

2009年11月7日土曜日

黒い森地方へ ~グルメ編~

「またたくさん食べている・・・」と笑われることを覚悟でアップします☆携帯に付属のカメラで撮影しているので写りが悪いのですが、ご容赦ください。

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BAD LIEBENZELLで食べたサラダ。ハムとチーズを細長く切っただけのシンプルなもの。パンがついてくるので、サラダとはいえしっかりした一品。スライスオニオンも入っていて旅で不足がちな野菜を思い切り食べられました。(チーズの方が多い?)

 

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夫が食べた牛肉のステーキ。

フライドオニオンがてんこ盛り♪

「おいしい肉!!」と感動していました。

 

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ドイツ料理の定番、シュニッチェル(カツレツ)。

豚肉シュニッチェルです。な、なんと300グラム。豚とはいえさっぱりしていてベリーグッド♪

 

 

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「え?そんなに食べたの?」とお思いでしょうが、300グラムはこちらではビギナーレベル。メニューには600グラム、900グラムの表示もあります。大食い選手権のようですね~

 

 

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ESSLINGENでは、またまた定番料理を夫がオーダー。マウルタッシェンです。

挽肉やほうれん草などを刻んで混ぜた具を小麦粉の皮で包んだもの。卵とじにしてありました。素朴な味でおいしかったです。

 

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豚のキドニーの煮込みです。

夫はこの手が好きなのでモリモリ食べていました。食後はもたれていましたが・・・・これだけ食べればね・・・。

 

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スイーツナンバーワンは「黒い森のサクランボケーキ」です。サクランボの甘酸っぱさとチョコと生クリームがぴったり合っています。

 

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外食が続くと、おなかもさいふの中身も厳しくなるので、時々部屋で食べました。

お気に入りのドイツパン。ナッツや種がたっぷりのパンです。スライスしてあり、チーズやハムをのせて食べました。

ドイツ料理は地方で食べると手頃な値段でおいしいものを楽しむことができます。夜ごはんでも7ユーロくらいから十分な物を食べられます。ドイツ語がさっぱりわからないので、「Tagesmenu」(その日の定食)」をオーダーして地元料理を食べました。何が出てくるかワクワクしながら待つ楽しみつき☆

今回は郊外を訪ねたのでレストランの店員もお客さんもとても気さくで、気分よく食事をすることができました。ドイツ語がわからないだろうと察したおじいさんが「お手伝いしましょうか?」と英語で話しかけてきました。おいしい食事、地元の温かい人と出会うと「あ~、ここに来てよかった。」と思うものです♪

レストランやホテルのダイニングでは他のお客さんが近くの席の人にあいさつをします。「モルゲン!!」「チェス(バイバイ)」と必ずと言ってよい程、声を掛け合う習慣は見習いたいと思いました。たった一言で、気持ちがよくなりますからね♪ドイツだけではないのかもしれませんが・・・。

★ お土産 あれこれ ★

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 BAD LIEBENZELLにて

きいちごの蒸留酒、タマゴとさくらんぼのお酒、きいちごのチョコ、ドレッシング。

ハーブミックスが入っているので、オイルを混ぜて作るみたいです。

 

 

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* Esslingenにて *

きいちごのジャム、もものお酒、

ウィスキー、そして地元出版社が

印刷している有名な絵本。

 

 

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気が早いのですが、クリスマスグッズをいくつか・・

おもしろいのは、アドベントティーです。毎日違う種類の紅茶を飲んでお気に入りを見つけようと思います。

 

お酒が多いのは気のせい?ワインや蒸留酒などは量り売りをしている店が多く、そうなるとあれこれ試してみたくなります。

長々と読んで下さりありがとうございます★☆★