ため息の連続

オランダ語学校(CVO-Leuven)へ申込みに行きました。

入り口付近には想像以上に自転車がとまっていて、申込み初日を目指す人もいるもんだ・・・ぐらいの軽い気持ちで私も入りました。

するとびっくり！！長い列ができているんです。でも、一体何の列だかさっぱりわかりません。掲示が何一つないし、アナウンスもされていません。他にも列があり、後から来る人もみんなどこへ並んだらいいのかわからない様子。

仕方なく係員に尋ね、オランダ語コースの列へ並びました。予想通り一番長い列。ああ・・また待つのね・・待つことには慣れたからだいじょうぶ、だいじょうぶ・・・

なかなか進みません。私の前には１０人ぐらいが並んでいました。オランダ語を習う人はどんな国の人なんだろう・・・とキョロキョロしているうちに自分の番になりました。女性に住所、氏名、渡航目的など一般的なことを伝え、これで登録完了だと思っていたら、隣の椅子に移って下さいとのこと。

さっきの女性が書いた申込み用紙を次の係員に手渡しました。運の悪いことに私の番になって彼女のパソコンがとまってしまい、どうにもならない様子。「午前中のクラスは一杯だけど、多分午後なら大丈夫。でもパソコンが作動しないからわかならないわ！！次の場所で聞いてみて。幸運を祈る！！」なんてことを言われ、怒る気にもなれません。やれやれ・・・

ここから始まるわけね・・・

銀行にあるような受付番号札をとると、なんとそこには40人くらいが座っているんです。わたしの番号は「Ｂ 03」で、画面の呼び出し番号は60番代。ま、まさか・・・・のそのまさか。40番目だ！！全てのコースの人が寄せ集められているんです。隣のおじさんもため息をつき、チラっと目があいました。

「次は何をするんだ？もう書類もあるし終わりじゃないのかね・・」と、こぼされたので「テキストを買っているみたいですよ。」と答え、更に「全く運営が悪すぎる。どうなってるんだ。」とイライラしたご様子。おじさんは子どもの婚約者がイタリアン人だからイタリア語を奥さんと習うとか。「日本の食べ物は手に入る？」「子どもはいるの？」「ぼくは、すきやきが好きだよ。」などなど、他愛もない話をしながらひたすら待ちました。ベルギー人は英語が達者です。若者だけでなく、中高年の人もしっかり話せる人が多いです。

座って待つこと１時間半。やっと私の番になりました。中へ入ると、係員はまたまたパソコンに向かっています。書類を見ながら登録を始めました。その度に一番最初に聞かれたことをまた聞かれます。なんて効率が悪いんだ・・・・と思わずため息。

不運は重なりました。隣の係員が「よくわからないから、パソコン見て。」と私の係員に尋ね始めました。そこで私の登録はストップ・・・待つこと１０分。

気長な方だと自負している私もだんだん疲れてきました。怒ってもどうにもならないし、無駄に思えることも必要なのかもしれないし・・・なんて自分に言い聞かせながら、やっとここで支払いを済ませて完了しました。しかも希望の午前のクラスに入れました。一体、パソコンで何を管理しているんだろう・・・不思議でなりません。

時計を見ると８時前。最初に列に並んだ時は５時４５分くらい。やれやれ、何をするにも時間がかかります。帰宅するとグッタリ。でも主婦はごはんの支度をしましたよ。きっと私は余裕のある大らかな人間になって帰国することでしょう。

＊　message ＊

明日から２週間ドイツへ行きます。ドイツ記をお楽しみに☆

☆★新企画：10分散歩★☆ その３ 大通りを歩く

ヨーロッパの日差しは強く、サングラスをかけないと目が少し痛みます。30を過ぎると日差しの肌への影響が心配。でも外へ出ないではいられません。今日も日焼け止めをぬって歩きに行きました。

前回の到着地スーパーMATCHです。ここは大通り（Bondgenotenlaan)のちょうど真ん中あたりです。

ここから大通りの終わりまで歩きま～す☆

スーパーのすぐ前にH＆M（ハー&エム）があります。ここから歩いて行ける範囲にあと2店舗あり、若者の間で大人気です。MaX Maraはルーベンではやや高級なイメージです。

市民の足、LIJNバス。

こちらのバス停ではいつもたくさんのお客さんがバスを待っています。

男の子もバスに乗ろうと、「止まって。」の合図を出したところです。

ZARAも並びます。

こちらは若者や社会人ぐらいまでの年齢層に人気です。

ルーベンの目抜き通りといっても高級ブランド店や高級デパートはありません。さいふの紐がゆるくならずに安心です。

発見！！チョコレート屋！！

有名店ではありませんが、小さいチョレート屋を見かけます。

お店の味があるんでしょうね。

おっとあぶない！！

そうではなくて、車は必ず歩行者を優先するのです。

大きな荷物を持っていてもあわてずにすみますね。

おじいさんも、焦らず渡ります。

ルーベンでは赤ちゃん連れの親子をよく見かけます。治安がよい印であるということを聞いたことがあります。あれ？けっこう大きな女の子がベビーカーに乗っていませんか？そんなこともめずらしくありません。

赤ちゃん用の日傘をさしています。

小さくてかわいい。

車の間をぬうように走る自転車。まるで自転車優先ですね。すっかり見慣れました。そして私たちも同じことをしています。

モニュメントが見えてきました。

大通りもここでおしまい。

奥に見えるのはルーベン駅です。

駅は小さくて構造もわかりやすいです。首都ブリュッセルまで25分くらいで行けます。駅を出ると目の前は・・・・

駅前の広場です。

レストランやビアカフェが並んでいます。

駅で降りた人を出迎えるかのような広場。

これだけ広いと、駅とはいえゴチャゴチャしなくて気持ちがよいです。

茶色い建物はバスターミナルです。ここからバスが数秒おきに発車します。

まるで2両編成の電車のよう。

こんな車種は珍しいです。

駅のすぐ近くには、たっいへんお世話になっている市役所があります。随分大きく表示していますね。

目抜き通りの美しさはパリに負けます。お店の豊富さは東京やニューヨークに負けます。何といってもここは、小さな国ベルギーの、小さな町ルーベンですから。でも何をしにきているんだろうという程、たくさんの人で賑わっています。華やかさはない町だけれど、みな穏やかで、満ち足りた表情をしているような気がします。ベルギー人の暮らしぶりにますます興味がわく今日このごろです。

押して、押して、ごり押しの日

市役所から住民カード関連の連絡が約束の一週間を経ってもこず、朝早くから市役所へ向かいました。

問い合わせると「いつになるかわからない。」との返事。「な、なに～～？？？？」今日はだだをこねてでも何とかして住民カードをもらおうと私たちは意気込んでいたので、その返事には納得できませんでした。

「NO.NO.NO」と夫は連発。

さらにあろうことか、「二人の情報はまだ登録されていなくて、それが済んでから連絡がいきます。その後市役所へ来てもらって、住民カードを発行します。」とのこと。

「NO.NO．NO!! 私たちは木曜日からドイツへ行くので、それじゃ困る。急いでくれ！！」と再びごり押ししました。ドイツからベルギーへ戻り入国の際、住民登録の途中であると、面倒なことになります。どうしても出国前にカードが必要だったのです。

すると、「じゃあ、誰かに打ち込んでもらうから。」とあっさり対応。しかもにこやかに。こうやって声を大にした人は優先されていくんですね。こうなる前に何とかならないのかな・・・・と思ってしまいました。

ところが私たちの不手際で住民カード用の写真が規定外だったため、写真館へ撮りにいくことになりました。チャリで急ぐ急ぐ・・・・・（しまった！今日はすっぴんだった！まゆげが薄い！！カード用の写真だけど仕方ない）その後再び市庁舎へ行き、全ての書類が整ったことを確認しました。

まだまだ続きます。肝心の住民カードはどうやら業者に委託して作成してもらっているようで、特急だと値段が高くなるとのこと。普通なら12ユーロ位で発行してもらうのですが、あさって受け取りになると145ユーロと言うんです！！目も口も思い切り開いてしまいました・・・・二人だと290ユーロ。痛すぎる・・・・でも、安心料ということで特急で仕上げてもらうことにしました。

☆ 新居にて ☆

9月からいよいよ新居での生活が始まります。旅先のドイツで不要な荷物を倉庫に置かせてもらうことになっていました。

約束の2時になっても家主さんは不在で、２０分以上待っても帰ってきません。知り合いのベルギーの方に荷物を車で運んでもらっていたので、彼をずっと待たせるのも申し訳なく、でもなす術はないという状況でした。

しばらくすると、同じ家の別フロアーに住む学生さんが帰ってきて、知人が地下の物置部屋へ案内するよう頼み始めました。え？大丈夫かな？と思いながらも、ここは人生経験豊富な年上の彼にお任せすることにしました。私たちなら、知らない人だけれど地下に通して欲しいというお願いはなかなかできません。私物がたくさんある場所ですし、まして学生さんから見れば私たちは外国人です。

学生さんはすんなり承諾してくれ、家主を無視して荷物を地下へ運び入れました。途方に暮れているだけでなく、無理かもしれなくてもお願いしてみるもんですね。今回は知り合いの彼が来て下さったおかげで、このピンチを乗り切ることができました。

家へ戻り再び家主さんに電話をすると、「今帰ったところ。」とのこと。気が遠くなりましたが、再び自転車で新居へ向かいました。「あら？６時に来るはずじゃなかったっけ？」と全く悪びれずに言われ、「いや２時と言いました。」と主張はしましたが、それ以上は追及しませんでした。もはや力は残っていなかったので。

地下の物置部屋では住人の目にとまってしまいます。そこで鍵がかかる部屋に荷物を置かせてくれることになり、これで一件落着。

いやいや、長い一日でした。

＊ 今日のおさらい ＊

１： ベルギーでは余裕を持って手続きをするべし。

２： 約束の時間一時間前に、相手方に電話をかけるべし。

３： 無理だとわかっていても、ときにはごり押しが有効。

くたびれた時はスイーツが疲れを和らげてくれます。

本日のおやつ♪ パン屋さんのアップルタルト（0.8ユーロ）

☆★新企画：10分散歩★☆ その２ 家の裏から

午前中からすっきり晴れて青空が広がりました。ノースリーブを着て歩くのがちょうどいいです。今日は散歩にぴったりのコースを歩きます。

玄関を出て少し歩くと大学の食堂があります。ALMA2と呼ばれ、夫が勤める大学キャンパスにはALMA3があります。関係者はカードを提示して、ボリュームたっぷりのランチを3ユーロくらいで食べられます。visitorも利用可能ですが、5ユーロ以上します。

味はよくも、悪くもないです。

大学の敷地を出ると、豊かな緑が見えてきました。

市の公園（stadspark）が近くにあります。木陰でサンドイッチ・・・いいですね。水辺でカモが休んでいます。ちょっと、お邪魔しま～す。

ピカピカに晴れた日は、日光浴は欠かせない様子。

お姉さん、ほとんど上半身はだかですよ！！

好きなように気持ちよさそうに過ごしています。

さわやかな並木道が続きます。

平日のお昼時はベンチでサンドイッチやアイスを食べる人が目立ちます。

公園そばの家を盗撮！！

ベルギーの人たちは窓ガラスをピカピカに磨くそうです。少しでも日光を部屋の中に取り込もうということだとか。

外から見てもきれいですし、よい習慣ですね。お花もよく飾っています。

公園もここでおしまい。 門を出ると、時計塔が目に入ります。

公園の前にはビアカフェがあってお昼は大人気です。サンドイッチやトーストなどの軽いものや、パスタなどボリュームたっぷりのものも揃えています。値段は比較的安く、私も一人で気楽に食べられます。夫はカフェの看板がお気に入り。

公園を出ると、左右に細い道がのび、商店やレストランがポツポツと並んでいて少しずつ開けていきます。今日は公園を背にして、まっすぐ進みます。

きれいな時計塔でしょう。15分おきに、鐘が鳴り響き時刻を知らせてくれます。カリヨンコンサートが行われる鐘楼です。

金曜日はマーケットが開かれる所で、この道はお店で一杯になります。

なぜかこんなところに気球が・・・

なかなかきれいなので、思わずパシャッ♪

虫の広場です。正式名称はLa deuze plein。

ここもマーケットの会場です。

先月はここでビーチバレー大会が開催されました。どこからか大量の砂を運び入れて、臨時バレーコートが出現。短い夏を思い切り楽しみたいのでしょう。

じゃーん！！

時計塔と虫が一つに収まりました。

広場の近くに市の関係役所があり、その中にオランダ語学校を紹介してくれるオフィスも入っています。（Huis van het Nederlands）

広場まで来ると大通りはもうすぐそこです。バスが見えますか？

5分おまけに歩いてシェイプアップ♪

通りの名前はＪ．Stasstraat。こちらの郵便局を利用しています。ルーベン市内には自転車置き場があちらこちらに設置されています。それ程自転車人口が多いのです。店の前に置くのは邪魔ですし、歩道に乗り上げることになるので、みなよく利用しています。私もよくここに自転車をとめてから、大通りに出て買い物をします。

ベルギーの有名チョコレート屋です。ご存知、Leonidasの登場。

近辺にあと、２店舗あります。

それなのに、まだ食べていません・・・

すぐ横にスーパーがあります。庶民的なスーパーで、また大通りにあるため利用客が多いです。

生鮮食料品、日用品などがそろっています。

今日は土曜日だというのに、Leonidasもスーパーも休みです。

大通りBondgenotenlaanにぶつかりました。Matchを背に左遠くに見えるのが市庁舎です。

反対側は駅へ続きます。白い建物が見えるところで、この大通りもおしまいです。

大通りという響きにワクワクしますね。次回は大通りを散歩します。スーパーMatchをスタートすることにしましょう。

～ Ｍｅｓｓａｇｅ ～

5分おまけにすると、写真が増えてちょっと大変。でもここのところ、読者が増えてきたようでうれしく、はりきってブログを書いています。訪問、ありがとうございます。

ルーベンマーケットへ買い出し

毎週金曜日の午前中は町の中心にある広場でマーケットが開かれます。家から歩いて５，６分で行けるので、よく買い出しに？冷やかしに？行きます。マーケットの様子をお届けします！！

《 お菓子やさん 》

ずらっと並んだお菓子。どれも250グラム2ユーロで、わかりやすい。

何種類も買っていく人がいます。

グミが人気のようです。

《 八百屋さん 》

値段は1キロで表示されているので初めは驚きました。でも、２，３個から買うことができます。

割安なので、今日は桃を1キロ購入しました。

こちらのお姉さんも忙しそうです。感じがよいので、何度も利用しています。

オランダ語がわからなくても、指をさせばいいので、大丈夫！！

野菜の種類はとても豊富で、甘みがしっかりしています。凝った味つけをしなくても、十分おいしくいただくことができます。

にんじんも生でポリポリ・・・甘くてまるで果物のようです。馬になった気分。

《 チーズ屋さん 》

ルーベンへ来てから、よくチーズを食べるようになりました。こんなにおいしいなんて！！チーズはスライスして売ってくれるので、買いたい分だけ買えます。

マーケットは隣の広場にも続いています。この広場は大学（KUL）のホームページにもなっています。奥で緑の虫がささっているのが見えますか？昔、KULで昆虫学を研究した学者がいて、その人にちなんでこのシンボルが広場の真ん中に建てられているそうです。

他にどんなお店があるでしょう・・

《 パン屋 》

あれ？おいしそうなケーキが並んでいますが・・・。ベルギーのパン屋さんではケーキも売っています。ホールとカットの両方ありますが、とにかく大きい！！

カットケーキは5こまとめて安く買えます。買ったらおしまい。がまん、がまん・・・

ちょっと買うのに苦労しました。私は背が低いので、上のパンが見えないんです・・お金も渡しずらいし・・・。

よく見えなかったけれど、食べ切れそうな大きさの白っぽいパンを買いました。スライスしてくれます。

テーブルクロスや洋服など食料品以外もここで買えます。

テーブルクロスは色や柄が豊富です。ビニールコーティングされたものもあり、ビールやワインがこぼれても安心。季節によって取り替えても楽しそう。

いくら安くても、一体いつこんなハデハデな服を着ればいいの？

靴、ベルト、バックも売っています。ディスプレーはきれいではないけど、マーケットではそんなことはお客さんも気にしなさそうです。

履きたい靴はありません・・・

お、おっ！！小さい頃から実演販売にくぎづけだったという私。

掃除道具の販売をしていました。やたらとテンションが高い！！どこの国でも実演には熱が入るんですね。

調理器具や掃除用品も売っています。

ふきんやスポンジなど、種類が多いので、こだわりがある人にとっては利用価値が高いと思います。

いつも混んでいるお店です。

手羽先とチキン丸々を炭火で焼いたものが大人気。

焼いている様子を見るとちょっと食べたくなくなるけど・・・

おいしい！！

全部、鳥、鳥、鳥・・・・

《 お肉屋さん 》

ソーセージやハム、お惣菜も売っています。お惣菜といってもサラダが多いです。

手作りミートソースやハンバーグも見つけました。

広場には紹介しきれない程のお店が集まっていて、ついつい1時間以上も滞在してしまいます。売っているものによって場所を決めているようなので、値段の比較もしやすいです。さて価格ですが、マーケットで買った方が必ずしも安いわけではありません。チーズやパンやお総菜など質のいいものを求めれば当然スーパーより割高になります。野菜や肉などは鮮度のよいものが手に入りますし、安いものもあります。大家族であればキロ単位で購入できるので、更にお買い得です。

☆ 今日買った物 ☆

そして豚のひき肉400グラム。合計約14ユーロ（約1900円）でした。

黒いものは、グミですよ。ベルギーの人はよく食べるみたい・・・・

ではよい週末を♪