2010年3月13日土曜日

アンダルシア旅行 ~コルドバ・メスキータ~

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コルドバを象徴するメスキータを見学しました。

メスキータ内も素晴らしいですが、外からちらっと見えるメスキータもまたとてもきれいです。







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回廊の外から見えるオレンジの庭。

オレンジがたわわに実っていたわけではなかったけれど、晴天のおかげで美しい庭が見られました。







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オレンジの庭には昔は椰子の木が植わっていたそうです。

アーチが続く回廊。





メスキータはイスラム教統治者たちによって建てられたモスク。785年、アブデ・ラーマン一世により建設が始められました。


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礼拝堂の中は暗く、厳かな雰囲気。

禁止事項もたくさん書かれていました。

三脚を立てなければ写真撮影はOKでしたので印象に残ったものだけ数枚撮りました。

くさび形のアーチがどこまでも続く。






三度の増築を経て、完成しました。


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二度目の増築では最も富と力が費やされたそう。961年から966年にかけて、アルカハム二世により行われました。

メスキータの中で一番華やかに見えた、ミハラブ。

イスラム教徒の祈りの場として造られ、メッカの方向を向いています。







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ミハラブの天井のモザイクがすばらしい。







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このころ造られた部分の天井はご覧の通りの美しい装飾。

オンボロカメラでは、これが限界。

すみませ~ん。






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一方、こちらは最後の拡張工事時期に造られたアーチ。(987年からアマンスールによる)

天井の装飾はなく、アーチの色は塗装に変わりました。

上の写真のアーチと比べると、ずいぶんあっさりとしてしまったものだと思います。








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イスラム支配で途絶えたキリスト教の信仰を取り戻すために、大聖堂の改築がされました。

イスラム教時代の建物やアーチを取り崩し、改築。

赤白のアーチと大聖堂のアーチがつながっているでしょう。







メスキータの外壁を見て、歴史をたどってみると・・


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イスラム時代の門はレコンキスタ後、いくつか閉鎖されてしまいました。

大聖堂の役割も、構造も変わったからです。

メスキータ内部が暗いのは門が閉鎖されたためです。






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あまりにきれいで、

ほ~・・・とその後の言葉が続きません。









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一枚の写真には収まりきらない程の大きさ。

コルドバがイスラム文化圏の中心地であったと、想像を膨らませてみました。







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ミナレット(尖塔)

10世紀、アブド・アッラフマーン三世により造られたもの。

鐘楼は17世紀に建築されたものだそうです。








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ローマ橋を渡ってメスキータを眺めました。

通りかかったスペイン人のちびっこが「Hola」「Good afternoon!!」

と声をかけてきました。小さなころから彼らは陽気なんですね~




歴史の深さ、イスラム文化の高さに感心しました。アラベスク模様を間近で見る機会は滅多になかったので、興味もわきました。

さてさて、私たちはルーベンへ無事戻りました。セビリア旅行記は今週、少しずつ更新します。まずは、買い出し、洗濯、遅れたオランダ語の勉強にとりかからなくては。それではまた~☆

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