コルドバを象徴するメスキータを見学しました。
メスキータ内も素晴らしいですが、外からちらっと見えるメスキータもまたとてもきれいです。
回廊の外から見えるオレンジの庭。
オレンジがたわわに実っていたわけではなかったけれど、晴天のおかげで美しい庭が見られました。
オレンジの庭には昔は椰子の木が植わっていたそうです。
アーチが続く回廊。
メスキータはイスラム教統治者たちによって建てられたモスク。785年、アブデ・ラーマン一世により建設が始められました。
礼拝堂の中は暗く、厳かな雰囲気。
禁止事項もたくさん書かれていました。
三脚を立てなければ写真撮影はOKでしたので印象に残ったものだけ数枚撮りました。
くさび形のアーチがどこまでも続く。
三度の増築を経て、完成しました。
二度目の増築では最も富と力が費やされたそう。961年から966年にかけて、アルカハム二世により行われました。
メスキータの中で一番華やかに見えた、ミハラブ。
イスラム教徒の祈りの場として造られ、メッカの方向を向いています。
ミハラブの天井のモザイクがすばらしい。
このころ造られた部分の天井はご覧の通りの美しい装飾。
オンボロカメラでは、これが限界。
すみませ~ん。
一方、こちらは最後の拡張工事時期に造られたアーチ。(987年からアマンスールによる)
天井の装飾はなく、アーチの色は塗装に変わりました。
上の写真のアーチと比べると、ずいぶんあっさりとしてしまったものだと思います。
イスラム支配で途絶えたキリスト教の信仰を取り戻すために、大聖堂の改築がされました。
イスラム教時代の建物やアーチを取り崩し、改築。
赤白のアーチと大聖堂のアーチがつながっているでしょう。
メスキータの外壁を見て、歴史をたどってみると・・
イスラム時代の門はレコンキスタ後、いくつか閉鎖されてしまいました。
大聖堂の役割も、構造も変わったからです。
メスキータ内部が暗いのは門が閉鎖されたためです。
あまりにきれいで、
ほ~・・・とその後の言葉が続きません。
一枚の写真には収まりきらない程の大きさ。
コルドバがイスラム文化圏の中心地であったと、想像を膨らませてみました。
ミナレット(尖塔)
10世紀、アブド・アッラフマーン三世により造られたもの。
鐘楼は17世紀に建築されたものだそうです。
ローマ橋を渡ってメスキータを眺めました。
通りかかったスペイン人のちびっこが「Hola」「Good afternoon!!」
と声をかけてきました。小さなころから彼らは陽気なんですね~
歴史の深さ、イスラム文化の高さに感心しました。アラベスク模様を間近で見る機会は滅多になかったので、興味もわきました。
さてさて、私たちはルーベンへ無事戻りました。セビリア旅行記は今週、少しずつ更新します。まずは、買い出し、洗濯、遅れたオランダ語の勉強にとりかからなくては。それではまた~☆
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