エリザベス王妃国際音楽コンクールがベルギーで開催されていたことを初めて知りました。世界最高峰のコンクールとだけあり、私でさえもその名を聞いたことがあったこちらのコンクールは、ピアノ、声楽、バイオリンの部門が一年おきに開催されるそうです。
今年はピアノ部門のコンクールで、既にコンクールは終了していますが、何と受賞者の演奏を聴けることを最終日前日に知りました。これは逃せない!!ランチコンサートで、たったの7.5ユーロで聴けるんです!!
私のことだから、一発で会場に辿り着けるはずがありません。モネ劇場だと思いこんで、目指していたのは証券取引所でした(笑)
こちらが王立モネ劇場です。そっくりでしょ。間違えるわけもわかるでしょ。勘ではなく地図を頼りに行かなくっちゃ♪(次回はガイドブックを持参します)
会場に着き数分後、チケット販売のために扉が開きました。まだ10人も並んでいなかったので、焦らずに購入できました。チケットと下の一枚の曲目リストだけの簡単なものを渡され、開場までしばらく待ちました。日本人もたくさん来ていましたよ。
ランチコンサートはフィオッコの間という小部屋にて行われました。小部屋といっても室内は鏡張りで、天井や壁には豪華な装飾が施され、ヨーロッパの格式ある広間といった印象です。ピアノが真ん中に配置され、可動椅子がぐるっと周りを囲みます。演奏者にとても近いところから聴くことができて、指の動きはもちろん呼吸までしっかり感じ取れ、この値段でいいのかしら?というほど楽しむことができました。
リサイタル最終日は6位以下のピアニストの一人、Andrejs Oskinsさんでリトアニア出身の男性でした。王子さまっぽい外見で、蝶ネクタイがよく似合っていました。バッハ、モーツアルト、リスト、ラベルの曲を披露しました。活躍した年代の古い順の演奏で、それぞれ弾きこなすのは当たり前ですが、すごいことだと思います。繊細なタッチより、力強いタッチが心に響きました。「うるさいだけ」ではなく「聴かせる」ところが素人とは違うのね~なんて素人コメントです♪
さてコンクールの結果ですが、日本人はたった一人、ファイナリスト12名の中に残ったようです。佐藤卓史(さとうたかし)さんという、国内外で活躍しているピアニストだとか。彼のリサイタルを聞き逃してしまい残念。コンクールの結果を見ると韓国パワーに驚きました。5位、6位は韓国の男性でしたし、受賞者としても三人も選ばれています。ゴルフだけでなく、ピアノの世界でも韓国パワーが大旋風を巻き起こしているのかな。
詳しい結果はこちらでどうぞ。視聴もできます♪
ヨーロッパではこういう機会があるから良いよね。
返信削除日本では恵まれないチャンスですが、
何か普段の生活にかまけて逃しがちです。
反省、反省。
それにしても、劇場と証券取引場、
本当にそっくり(笑)
Kanaeさん
返信削除ご訪問&コメントありがとう。
長期滞在組は、そのうちコンサートでも行こう・・って先回しにしそうだよね。私はそろそろ計画的にヨーロッパの文化なり食なりを楽しんでおこうと思ってます。
そうなの、劇場と証券取引所、そっくりでしょ~。