2010年1月12日火曜日

温かい料理と時間

雪が降る寒い先週、日本で働いていたころ大変お世話になった方がベルギーへいらっしゃいました。私の初めてのゲストです。ベルギーでは3日間の滞在でしたので、ルーベンから近いゲントへお連れしました。

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ゲントを象徴するギルドハウスの並びを見ようと、歩いていくと・・・

ご覧の通りレイエ川はすっかり凍っていました。

寒さの中、凜と建つギルドハウスはしっかりとした存在感を放っていました。

これはこれで、しっとりとした落ち着きが感じられます。








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そうは言っても、氷点下の中を長時間歩くことはできず、夫が選んだレストランへ足早に向かいました。

こちらのレストラン(シェ・レオンティン)は姉妹店のビールの店と並んでいます。ガイドブックにも載っているのできっと有名でしょう。





夫のビール話にお付き合いいただきながら、温かいベルギー料理を楽しみました。客は数える程ですが、全てにおいてゆっくりしています。注文をとる、料理を作り、サーブする、そして会計、と一つひとつにとにかく時間がかかります。でもその分、私たちは何にも急かされることなく、ゆったりと食事を楽しむことができました。

日本のスピーディーな生活に慣れていると、つい「すいませ~ん。」と店員に声をかけたくなるけれど、ベルギーのこのゆったりとした時間の流れの中にいると、急いで食事をとることが何だかもったいないと思えてきます。忙しなくサービスをしたり、仕事をする意味はそんなにないのかもしれないね、なんて三人で語り合いました。

「こんなにゆっくりと食事をしたのは久しぶりです。」と嬉しそうにSさんはおっしゃいました。そしてベルギーのビール文化の豊かさとおいしい食事に驚かれていました。ベルギーで暮らして約半年、到着したころに覚えた新鮮さを失いつつある時に、ベルギーのよさを思い出させてもらったようです。

一方、まだまだ知らないことがたくさんあることに気づきました。「大学進学率は?」「主な産業は?」「冬の余暇をどう過ごしているの?」などなど。アンテナを張り巡らせ、ベルギーの国のあれこれを吸収したいと思います。

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