「丘の上にあって、散歩もできるからいつか修道院へ遊びにおいで。」と知り合いの神父さまに声をかけていただいていました。冬を越え、肌寒い春を過ぎ、ようやく遊びに行くにはぴったりの季節になりました。
ルーベンから約5キロ離れた小さな町にこちら、スクート修道院はあります。ブリュッセルの郊外、スクートで設立されました。
バスを降りて、すでに20分くらいは歩いています。まだまだ先は遠い・・・
想像以上に新しい建物でした。ここに建てられて、50~60年くらいになるそうです。修道会は元々、中国の子どもたちを救うために設立されたとか。
日本では「淳心会」と言われているので、少しだけ調べてみると・・・
1862年、ベルギーのマリン大司教区の教区司祭のテオフィロ・ベルビストによって創立されました。世界各地へ宣教師を派遣し、コンゴ(1888年)、フィリピン(1907年)、インドネシア(1937年)などの国で福音を述べ伝えています。
戦後、活動は日本(1948年)をはじめ、アフリカ、アジア、北中南米に広がっていき、神父さまは、40年間、大阪、神戸、岡山などで教えを広めてこられたそうです。当時はオランダから神戸まで、5週間の船旅だったそうです。大阪の(どこか)で教会を建てた仕事は、苦労も多かったけれど、その分やり甲斐もあったと懐かしそうにお話してくださいました。日本語がとてもお上手なんです。
修道院の食堂で、みなさんと一緒に昼食をいただきました。オランダ語を一言、二言交わし、あとは神父様に通訳していただきながらの、ドキドキランチでした。
メニュー♪ セロリのスープ、ムール貝のワイン蒸しとフリッツ、ヨーグルト。今年初のムール貝はプリプリでおいしかったです。
☆散歩のスタート☆
くるみの木
カシの木
近年、外来種が増えてしまったそうです。
プラムの木
9ヘクタールもある敷地
当時の領主に寄付されたそうです。
Rode Bessen もまだ実っています。
一粒ずつ食べずに、スル~っと一気に口に入れるのが、ベルギー流食べ方だそうです。
黒スグリも発見。
赤スグリより、ぶどうのような香りがして、あまりすっぱくありません。
8月にはヘーゼルナッツも実をつけるそう。
ルバーブも大きな葉を広げています。
その他、さくらんぼ、くりの木なども見かけました。秋には日本人が栗拾いに来るそうです。(行きたい~)楽園のような修道院で、気持ちよく半日を過ごしました。たくさん歩いて、帰宅するとクタクタ・・・でした。
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