2010年10月14日木曜日

オランダ語学校 終了

9月からレベル4のクラスに週2回のペースで通っていたのですが、さすがに臨月近くなると眠りが浅くなりはじめ、授業中の集中力は落ち、宿題をする気力もなくなってきました。「これは、体が休んで」と言っているにちがいないと思い、今日先生には「出産前は今日が最後になります。ありがとうございました。」と挨拶をし、一年通った学校とさようならをしてきました。

レベル4は上級一歩手前で、「話す・聞く・読む・書く」のどの分野も今まで習ったことがしっかり身につくよう、復習、練習を繰り返します。難しい言い回しや、一人ひとり発音のチェックもされ、これからおもしろくなるところだったのにな~と、ちょっと残念です。

産後、通い始めるつもりはないので、オランダ語から離れる生活になります。いずれ日本に帰国するので、さほど必要でないことは通う前から分かっていたのですが、やはり「通ってよかった。」と思います。

まずは友だちができたこと。国籍も年齢も何もかも違うので、日本人の友だちのように、何でも簡単に通じ合えるわけではないけれど、「違うこと」がおもしろいと思える経験はなかなかできないことです。妊婦になってからは、みんな様子を気遣ってくれたり、うるさいくらいにアドバイスをくれたりして、普段、あまり意識はしていなかったけれど、ありがたい存在でした。

それから、生活しやすくなったこと。単語が増え、「多分、こんなこと書いてあるかな~」と想像できるようになりました。細かい部分は英語に訳したり、気力があればオランダ語辞書を手にとったりして、欲しい情報を得られるようになってきました。病院へ通うようになったので、院内の表示や、病院からの手紙、お知らせなど、だいたい見当がつきます。習っていなかったら、海外出産はもっと不安だったと思います。

オランダ、ベルギー北部、インドネシア、それから南米の小さな国でしか話されていないマイナー言語。マイナーだからこそ「うふふ、ちょっとだけならオランダ語、わかるんだよ~」という、ちっぽけな優越感もあり♪ ちょっとかじってみて、久々に学生の気持ちを味わい、充実した一年でした。

0 件のコメント:

コメントを投稿