2010年2月26日金曜日

日本人に似ているところも・・・

一ヶ月ルーベンで滞在していたTさんと、食事をしました。短い期間でルーベンの隅々を観察され、彼の鋭い視点に驚きました。そうそう、と同感できることも多く、話題に上ったことを書いてみようと思います。

*ベルギー人(フランダース人)って、日本人っぽい??

ラテン系の気質も十分あると思うのですが、知らない人に対して積極的に心を開いていくタイプではないと感じます。少し様子を見るあたりは日本人に似ていると思います。それから、あまり自己主張をしないから何を感じ、何を考えているのかわかりにくいなあと思う時があります。野外コンサートやカウントダウンでさえ、羽目を外してバカ騒ぎをするというわけではなく、映画を見て大きなリアクションをするわけでもなく、「今、楽しいのかな。」と思うこともあります。

ベルギー人は大学の授業であまり質問をしないという話を聞いたことがあります。とある教授(講師か先生か忘れました)は、反応が薄いので授業が進めにくいとおっしゃっていました。こんなところも日本人に似ていると思います。

大声でけんかをしたり、みんなの前で文句や不満をぶちまけたりするところも今まで見たことがありません。何というか「穏やか」「おとなしい」という印象です。良くも悪くも人に干渉しすぎないような気がしています。

初めて海外で暮らす私にとっては、このくらいの距離感が何とも心地よいのですが、もう少しベルギー人と関わりを持ちたいなあとも思います。でもそれはオランダ語ができるようにならないと、なかなか難しいのでしょう。実際、ちょこっとオランダ語を話すと、とても嬉しそうにあれこれ聞いてくれたり、発音も直してくれたりすることが多いです。逆の立場になれば、その気持ちはよくわかることですけれどね。

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天気がよい時間帯は明るい青空が見られるようになりました。

すぐにでも雨を降らそうと待ちかまえているような雲。

最近はスコールのような雨が降り、もしかしたらこれは季節の変わり目??と期待しています。

2010年2月21日日曜日

クロッカスバカンス

ついにクロッカスバカンスも終わってしまいました。クロッカスが咲き始めるころだからこの名前がついているのだとか。長い冬に耐え、春を待ちわびる西洋人の願いが表れているようです。カレンダーの数字の横にVが並んでいるけれど、数字は赤くはありません。祝日ではなく、学校関係だけ休みということを初めて知りました。

カーニバル休暇とも呼ばれていて、キリスト教の四旬節の前に行われる祭り(謝肉祭)がこのころ開催されています。私たちもバンシェのカーニバルを見に行き、クロッカスバカンスを十分に楽しみました。


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ここ数日は、青空が見られました。

雲がこれだけ覆っていても、青空は青空。

うれしいんです。





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こんなところに花が咲いていたっけ?ふと近所のお宅の花が目にとまりました。

日差しも明るく、暖かくなってきました。





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Heverleeマーケットで、買ったフリージア。

みなさんは、何の花を見ると春の訪れを感じますか?

マーケットでは、ヒヤシンス、水仙、ムスカリの球根など、たくさん売られています。

それこそクロッカスの球根も。今度買ってみよう!!








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気分良くマーケットを見て回っていたら、オランダ語学校の先生にバッタリ会いました。うへ・・明日からまだ学校が始まるんだ・・・あ・・・宿題も中間テストの勉強もしてないじゃ~ん、と一気に現実に引き戻されました。先生はニコニコ顔で「明日からまた始まりますね。待ってますよ~」とおっしゃっていましたが、明日はかなりやる気を奮い立たせないとなかなか足が進まないだろうな。

日も延びてきて、先週ついに日の入りの時刻が6時台になりました。買い物を終えてもまだ明るいというのは、とてもとても嬉しいです。ヨーロッパの冬を乗り越えたかしら??と早くも思っていますが、まだまだ気は抜けません。

*ぺろりんちょの食卓*

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ベルギーを代表する野菜、芽キャベツ。

へたに十字の切り込みを入れたら、しっかり火が通りました♪





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ペペロンチーノ♪

・・・・辛かった・・・シンプルなパスタは調味料のさじ加減が決め手らしい。

学びました。リベンジしよう☆

2010年2月20日土曜日

バンシュのカーニバル~その2~

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三日間続くカーニバルの最終日.

3時30分過ぎ、待ちにまったジルの登場。










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ダチョウの羽の帽子が印象的。

青の帽子もなかなか素敵。

体がパンパンなのは、藁がつまっているからです。頭は大きくて重いだろうし、木靴を履いているのできっと歩くのは大変なんだろうなあ。






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「ヘイ!!こっちこっち。」

観客のお目当ては、オレンジをジルからもらうこと。





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ニョッキと伸びた、オレンジキャッチャー!!

これには大受け。

ボストンバックにオレンジをたくさん詰めこんでいる人もいましたよ。でもその気持ちはわかります。たくさん恵みが欲しいし、たくさん持って帰りたくなりました。何を隠そう私も5個ももらいました。ナイスキャッチ!!



では、ここでしばらく動画をお楽しみ下さい♪

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ジルはおそらく地区ごとに集まり、順番に大通りを練り歩くのだと思います。各グループの後ろには家族や仲間がついて一緒に歩き、盛り上げます。






各グループの人数も、帽子をかぶる人数もそれぞれ違うので、祭りとしての全体のまとまりはないように見えます。でも、ジルだけでなく仲間も一緒に参加する、地域に密着した祭りなんだと思いました。バンシュに住む人口は約11.000人で、ジルは何と1000人いるそうです。メンバーに加わるにはどうやら厳しい条件があるそうですが、それでも毎年、その人数は増えているのだとか。

細い道をジルが歩いていくのを見ていたら、日本の盆踊りを思い出しました。不思議と懐かしい気持ちになって、あ~なるほど世界遺産に認定されるほどの素晴らしい祭りだと素直に納得してしまいました。


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みんながニコニコしていて、ずっとカーニバルを楽しみに待っていたことが伝わってきました。







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どんな帽子をかぶっていこうかな・・・とあれこれ考えたのでしょう。






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大いにはめを外してもよい日なので、何の仮装をしようかとワクワクしながら決めたんだろうな。






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世界遺産に認定されたからといって、派手な宣伝や商売をしていないところもよかったです。このままの形で残ってほしいと思うカーニバルでした。

2010年2月18日木曜日

バンシュのカーニバル

世界遺産に認定された(2003年11月7日)ことでも知られるバンシュのカーニバルを見に出かけました。ベルギー、ワロン地方にある小さな町で、普段はひっそりとした静かな場所なんだろうなと思います。

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会場では、きれいな帽子をかぶった人が目にとまりました。







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おじさんだって、ほら。







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私だって、ほら。





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通りでは、ミモザの花飾りを売る店が数軒でていました。

きれいな春色。










おおっ。ドラムと太鼓の音が聞こえてきました。木靴をコツコツと鳴らす音も重なります。大地を踏み、春を呼び覚ますのだとか。悪霊を追い払う意味もあるそう。


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家族や仲間はジルの後ろについて、町を練り歩きます。パパの肩車は特等席。ちびっこのお楽しみは、紙吹雪をかけまくること。

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あ~おにいさん、かけられちゃった。子どもは町のあちこちで紙吹雪をかけあってはしゃいでいました。


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ジルの服装、持ち物は少しずつ変わります。何と早朝から深夜までこのジルのパレードは続くそうです。


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初めは、魔女のほうきを持ったジル。






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それから、仮面をかぶったジルへ。






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アップにすると、シュールだわ。

ナポレオン3世の仮面らしい。

この仮面は本人しか取り外してはいけないというきまりがあるそうです。




ジルだけでなく、小作人、道化師、ピエロのパレードも。みんなジルの行進と同じリズムで歩きます。メロディーは数パターンあるけれど、市庁舎前で円を描くのは同じ。特別な芸は披露せず、リズムも単調。でもこれがまた、地元の古くから伝わる祭りらしくて、いいなあと思います。


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ちょっと写真を撮らせてね。観客の仮装もバッチリきまってます。

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ぼくもジルの気分!!

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私もかわいいでしょ!!

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昼過ぎに知人のTさんがルーベンから5時間かかって到着。列車事故と、ストが重なりダイヤが大混乱。バス、電車を何本乗り継いででもどうしても見たかったのが、羽根飾りの帽子をかぶるジル。

ここからが一番の見せ場なのですが、続きは明日♪というのも、さっき最後まで書き終えていたのですが、誤って消去してしまい疲れ果ててしまったのです。明日のブログは、お見逃しなく!!

2010年2月11日木曜日

雪が降ったら

昨日はまた雪が降りました。スリップ事故や渋滞などで交通機関が大混乱したようです。さて一日経った今朝、オランダ語学校へ足元に気をつけて出かけました。


雪かきをするお宅と、しないお宅にはっきり分かれます。

これじゃあ、歩行者は困ってしまいます。
まあ、車道へ出たり引っ込んだりすればいいのですが、そうこうしているうちにすべってしまいそうで、ハラハラしながら歩かなければなりません。

ちなみにベルギーでは家の前の雪で通行人が転倒したら、その家の持ち主の責任になります。




あら~雪かきがされて歩きやすそうじゃない!!

・・・そうではありません。

雪が溶けたのは自転車が通ったからです。
さて歩道は・・というと、横断歩道の先を見ていただければ
わかる通り、カチカチに凍ったまま。

大雪が降ると、優先的に車道が除雪され、次に自転車用の道が場所によっては除雪されます。
歩道は一切されません。

歩道を歩く人はお年寄りやバギーをひいたお母さんなど
生活に不自由をしている方が多いのに、これでは大変だろうなといつも思います。




それにしても、雪が降ってもみな、いつもと変わらない生活ぶり。
自転車にもス~イスイと乗りますし、大きな荷物を持って
平気で歩きます。

日本で雪が降ると、慣れない分とても慎重になりますよね。
でもここベルギーでは、みんな動じてないように思います。

あまり警戒しないのか車のタイヤを交換せずに走行し事故を引き起こす人が多いとか。
いやいや、これは大迷惑な話ですね。








今日はクラスメートが転倒して背中を打ってしまいました。あまりの痛さに耐えきれなくなり授業中に泣き出し、病院へ行くはめになりました。また帰り道は、別のクラスメートが私の目の前で転倒しました。かなり道は滑りやすくなっています。明日も気をつけて学校へ向かわなければ!!

祝100号 ~ベルギーのビックリ~

一人でお祝い気分ですが、このブログは何と100号目になります。100号を記念して、私が感じた「ベルギーのびっくり」を少し書いてみようと思います。

ビックリ その1♪ パスタとパン

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ベルギーでパスタを頼むと、なぜかパンもくっついてきます。うれしいような、困るような。そんなに炭水化物を摂取してどうするんだ??と思います。が、出されたものはついつい口へ入れてしまいます。

パスタについて思うことがもう一つ。それは、6:4位の割合で、麺がやわらかくてイマイチだということ。パスタを頼み一口食べると決まって「どう?ここのはどうどう?」と必ず聞き合います。

ビックリ その2♪ 間に合ってません!!

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マネキンが出迎える店ではありません。バーゲンシーズンが終わり、春物を入れ店内を整理しようとしているところです。でもこれって普通は客が入店する前に終わらせておくことですよね?ベルギーでは、「開店時間=出勤時間」なのでしょう。ここまでくると、「のんびり」を通り越していますよね。あっぱれ!!

ビックリ その3♪ 休みの終わり

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ルーベン駅からのバス内です。旅行帰りの学生以上に実家から戻ってきた学生が多いです。ルーベンの学生は毎週末、必ずと言ってよい程実家へ帰ります。数日しか戻れないのに、キャリーバックや大きなボストンバックを提げて帰るんですよ。特に先週一週間は大学が休みでしたので、月曜日の授業に間に合うようにルーベンへ戻る学生で大混雑でした。

 

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ある週の金曜日。

駅へ向かうバスを待つ二人。

バックの中身は一週間分の汚れ物です。実家のお母さんが洗ってくれるそうです。

帰りのバックにはきれいに洗ってもらった洗濯物と、おかずの詰まったタッパーで一杯になるんだとか。ちょっと過保護じゃない?

 

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こちらの男の子だって、帰ります。

だから、金曜の夜から週末にかけては「ベルギー人の学生とは交流が持てない。」と、愚痴をこぼす外国人留学生も多いです。

 

あっという間に100号に達しました。書くネタに尽きることがありません。それだけベルギー、ルーベンで暮らしていると新鮮に思うことがたくさんあります。これからも「ルーベンに密着したブログ」を書いていきたいと思っています。

出国前、ルーベンの情報はほとんど何も手に入れられませんでした。これからルーベンへ来られる方のために、少しでも役に立つ情報を載せられたらいいなと思っています。

誤字、脱字またわかりにくい表現も多いと思いますがこれからもどうぞ、のぞきに来て下さいね♪

*ぺろりんちょの食卓*も100号目にふさわしい食事を載せて、今日は終わります。本日も、ご訪問ありがとうございました☆

* ぺろりんちょの食卓 *

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北海水産に注文した魚が届きました。月1回、数人でまとめて頼みます。初めて買ったものは・・・

・たらの切り身

・さばのコチュジャン煮

・中トロ♪♪

 

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中トロを見ると、にぎりが食べたくなり、握ってみました。

すしのこを使って。

 

 

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ひたすらにぎりもつまらないので、中トロ丼も作りました。

十分な量ではないけど、ベルギーで食べる初めての中トロ、「なんちゃってにぎり」に感動した二人でした。