2009年10月11日日曜日

バレンシア旅行 ~その1 市内観光~

9月末に一週間程バレンシアへ行ってきました。地中海沿岸に位置しているので、お目当てはおいしいシーフードと、温かい気候でした。ところが期待していた天気は、前半は雨が続き、観光は後半4日に絞られました。

PA012196

PA012199

旧市街地の広場へ出てすぐ目に入るのが、大聖堂と隣接する鐘楼「ミゲレテの塔」です。写真左が鐘楼で、207段の階段を息を切らしながら登っていくと、バレンシア旧市街を一望することができます。写真右は大聖堂入り口です。

それではバレンシア旧市街の町並みをご覧ください。

P9272111

大聖堂を真上から見ると、十字架の型をしていることがはっきりわかります。

青いドームも印象的です。





P9272112

遠くに見えるのがセラノス塔です。町への入場門だった塔です。






P9272113

一般のお宅でしょうか。ズームイン。

隣の建物とは密接していますね。洗濯物を干しているだけですが、どことなく絵になっています。

屋根の材質、色味が統一されているからでしょう。




~ 大聖堂 ~

中世のバレンシアはイスラム教徒とキリスト教徒の両方に支配されました。そのため大聖堂もロマネスク様式の他、ゴシック、新古典様式などが混在していて、とても興味深いです。

P9302174

P9302175

大聖堂の中央です。ツイストした柱に特徴があります。普通聖壇の後ろには十字架がかけられていますが、こちらの大聖堂では別の場所にありました。右は大聖堂中央の天井ですが、あまりの美しさに写真を撮りました。八角形だからこそ、この繊細な造りが引き立っているような気がします。

P9302190

大聖堂の中で一番大切な礼拝堂には、何と、イエスキリストが最後の晩餐で使ったといわれる聖杯があります。

聖杯以外の装飾があまりに派手なので見えにくいのですが、中央にあり取っ手が両方ついているのが聖杯です。






~ロンハ絹取引所~

中世、当時最も重要だった商取引所です。世界遺産に登録されていて、納得の美しさです。

P9302162

P9302163

16世紀末に建てられました。柱がまるでやしの木のようです。








~中央市場~

ロンハ絹取引所の前に中央市場があります。ごちゃごちゃした市場のイメージからは遠く驚きました。明るく、そしてきれいです。

ではまず、外観から。

P9302140

市場の入り口です。窓にはステンドグラスがはめこまれていて、天気がよかったこの日は一層きれいでした。








P9302142

中央が吹き抜けになっていて市場の中はとても明るいです。

食材がおいしそうに見えるための工夫???





バレンシアの食材をあれこれご紹介します。が、もしかしたら一枚だけ目を覆いたくなる写真があるかもしれません。肉屋の写真ですが、苦手な方はご注意を。

P9302144

スペインといえば、生ハム!!

巨大な肉の塊に圧倒。





P9302147

パプリカの大きさにびっくり。

温暖な気候ですくすくと育ったのでしょう。

物価はベルギーより安いです。




P9302154

大きなイカに、ごっくん。

BARでイカを食べましたが、新鮮で柔らかかったです。

魚や貝も豊富です。バレンシアで暮らしたいと心底思いました。

次は怖い写真ですよ。




* * * * * * * * * *

P9302160

ウサギ一羽まるごと売っています。

パエリアはバレンシアが発祥ですが、バレンシアパエリアには、このウサギの肉が入っています。

鶏肉よりさっぱりしていますが、パサパサしているわけではなく、おいしい肉でした。



P9302159

ガーリックの専門店も。

スペイン料理には欠かせませんね。

他にも香辛料やチーズ、パンなど見切れない程の店が並んでいます。店の数は約950ほどになります。




バレンシア市内は地下鉄、バスをうまく利用して簡単に観光することができます。実際私も前半は一人で観光していました。(夫が仕事中のため)標記はもちろんスペイン語とバレンシア語だけですし、英語が通じないので少々苦労しますが、スペイン人に助けられた場面もたくさんありました。

到着当日、地図を広げて現在地を確認していた所へ、小学生くらいの男の子が近づいてきました。「どこ行きたいの?」(多分)と聞かれたので、「今わたしたちはどこにいるの?」と聞くと、「ここだよ、ここ。」とまるで大人のようにしっかりとした口ぶりで教えてくれました。道で地図を広げていると(本当は危ないですね)、何人もの人がこちらが聞くよりも前に手助けをしてくれます。

スペインの大都市に比べれば観光客は少なく、日本人も見かけたか、見かけなかったか、という位少ないです。ですから、私たち日本人が珍しいということもあると思いますが、スペイン人の人なつっこさが一番大きいかなと思います。異国で緊張気味の私たちをホッと和ませてくれました。

次回はバレンシア、郊外編です。お楽しみに☆

0 件のコメント:

コメントを投稿