2009年10月17日土曜日

バレンシア旅行 ~最終回 グルメ編~

「おいし~いっ!!」

久しぶりに出た言葉です。でもベルギーも食事がおいしい所じゃないの?とお思いでしょう。ベルギーでは魚より肉がよく食べられるようで、我が家の食卓にも肉と野菜が上ることが多くなっているんです。ですから、バレンシアのレストランでシーフードを目にして、口にして感動してしまいました。

新鮮なので、味つけもシンプル。そう、スペインといえばオリーブオイルも有名ですが、イカやタラなどの淡泊な味の魚介類に軽く調味料をかけて、焼いてオリーブオイルを垂らすという素材の味を活かした調理法が取り入れられていると思いました。もちろん、オイルをこってりかけたものや、にんにくが強く効いている料理もありますが、日本人の口に合う料理が多かったです。

☆ 食べたもの あ・れ・こ・れ ☆

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♪ タパス

ガラスのショーケースに色々な種類のタパスが並んでいます。食べたいものを自分のお皿にとり、あとで爪楊枝の本数を数えて会計します。日本の回転寿司みたい!

着席での食事はどうしても堅苦しくなりがち。でもタパスなら気楽に食べられますし、料理のボリュームを心配せずに自分のペースで食事ができていいなと思います。何より、「次は何を食べようかな・・」とあれこれ見て選ぶのが楽しいです。

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♪ 焼き野菜?

パプリカ、ズッキーニ、マッシュルームを軽く焼いて、オリーブオイルをかけたもの。パプリカはとても甘くておいしかったです。これで一人前。

 

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♪ たらのオリーブオイル漬け?

料理名がわかりませんが、干したタラ(結構しょっぱい)とオリーブとパプリカをオリーブオイルで漬け込んだもの。しょっぱすぎて全部は食べられませんでした。酒のつまみですね。

 

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♪ バレンシアパエリア

バレンシアパエリアにはうさぎの肉、かたつむり、白いんげん豆、緑の太くて長い豆が入っています。人工のサフランは黄色が強く出て、香りも強いそうですが、天然のサフランを使用するとオレンジ色になるそうです。サフランは高級なのでほとんどのパエリアは黄色いものになってしまっていますよね。うさぎの肉がさっぱりしているので、パエリア自体も食べやすく、それでいてサフランの風味がほんのり効いてとてもおいしかったです。かたつむりは、だしにしているのか、飾りなのかわかりませんが、私たちにとってはとっても苦くて食べられませんでした。

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♪ うなぎの煮込み

バレンシアの郷土料理の一つ。出てきた時は正直、「うえっ」と思いました。うなぎの皮もついたままで、3㎝くらいずつに切り分けられた姿で登場。食べてみると、にんにくとオリーブオイルがうなぎにマッチしていて、一緒に煮込んでいるじゃがいももホクホクでパクパク食べてしまいました。うなぎの油っぽさや、どろ臭さは感じません。多分にんにくがよい働きをしているのでしょう。

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♪ いかすみのパエリア

日本のいかすみパスタ程いかすみが濃くありません。

バレンシア最後の夜は、口が真っ黒になりました。夫は、バレンシアパエリアよりも魚介風味のするこのいかすみパエリアの方が好きなようでした。

スペインでの夕食のスタートは遅いことで有名ですが、バレンシアでもやはりお店が開くのは9時ごろで、しかも量がたっぷりなので、いつも寝る前はおなかがパンパンに膨らんだ状態でした。随分不健康な旅をしていたと思います。

量はともかく、バレンシアの食材と味つけのよさには驚かされました。新鮮なものの一番おいしい食べ方を心得ているような、そんな感じがしました。それから食事をしながらのおしゃべりも幸せな時間の一つのようです。行きつけの喫茶店で店主とあいさつを交わした後は、集まってきた仲間とおしゃべりに興じます。コーヒーを飲む人もいれば、朝からワインやビールを飲む人もいます。見ているだけでこっちまで幸せな気分になります。

夜は夜で行きつけのBARをはしごするそうです。ちょっとディープすぎて狭いBARには入れませんでしたが、どこのBARにも遅くまでお酒を飲んでいる人がいます。お酒=酔っぱらい=ダメな人ではなくて、人生を楽しんでいる人々なんだな~と思いました。

☆ お土産 あ・れ・こ・れ ☆

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・ 食材を買い込みました!!

生ハム、たこの缶詰、さばのトマト煮、貝、何かの稚魚の缶詰

シーフード満載でニンマリ☆

ちょっとずつ大事に食べています。

 

 

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・ バレンシアは陶器で有名

鮮やかな食器を選びました。

食卓がパッと明るくなってとても気に入っています。

 

 

スペイン人曰く、地域によって歴史も文化も異なるのがスペインだと。それならば、またスペイン旅行を計画したい。そう思いながら、バレンシアを後にしました。

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