先月からルーベン市内でこの旗をよく見かけると思い気にしていたところ、ダミアン神父の列聖を祝福するセレモニー(2009.10.17)がルーベンで行われると新聞に掲載されていました。ルーベンに来てからも聞いたことがない名前でした。そこで、どんな人物なのか少しだけ調べてみました。
☆ ダミアン神父って だあれ?
ダミアン神父はホノルルで宣教活動を始め、ハワイ州ホロカイ島にて、ハンセン病患者の生活環境の劣悪さを目にし、環境改善のために力を尽くした人物です。当時ホロカイ島は患者を隔離するための場所であり、患者以外で常駐するために島へ向かうのはダミアン神父が初めてでした。
ブラスバンドを始めたり、学校を作ったり、と環境は少しずつよくなり、またハワイ王朝がホロカイ島を訪問し、ハンセン病患者の環境、現実に人々が目を向けるようになりました。
ダミアン神父は患者に直接触れ世話をしました。そのことが直接の原因ではないそうですが、自らもハンセン氏病にかかりホロカイ島で1889年49歳の若さで亡くなりました。
神父の偉業を称え、1995年ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世によって列福され、カトリック教会においては、ハンセン病患者、HIV感染者そしてハワイの守護者とされています。そして今年、2009年10月11日に、列聖式がローマのバチカンにて行われました。
ほうほう・・・なんと立派な人物なんでしょう。ベルギーに滞在していなかったら知らずに終わっていたかと思うと、ここで暮らせることにありがたみを感じます。それはさておき、セレモニーもきっと盛大なものにちがいないと思い、ルーベン市民の一人として?のぞきに行ってきました。
☆ Heiligverklaring pater Damiaan ☆
町の一番大きい教会(st.pieterskerk)にてミサが捧げられました。
祭壇にはダミアン神父の旗が掲げられています。
ミサの案内です。
新聞、旗、教会のパンフレットなどで、たくさんのダミアン神父を目にしましたが、私は左のダミアン神父の表情が一番穏やかで気に入りました。
実際は一度決めたことはやり抜くという頑固な性格な持ち主で、島の教会長上や地元協力者との意見の食い違いによる対立も頻繁にあったそうです。
ミサに続いて聖職者を先頭にダミアン像まで行進をしました。
沿道にも様子を一目見ようとたくさんの人が集まっています。
ハワイからルーベンへ列聖を祝福しにやって来た人々です。ハワイの衣装を身にまとい、時々歌を歌っていました。
裸足は寒そう・・・・
大きな旗を振ったり、片足に載せてぐるぐる回ったりしていました。
市をあげてダミアン神父の列聖を祝福していることが伝わってきました。
ダミアン像に到着し、コーラス隊と市民が気持ちを一つに歌を歌いました。歌詞が配られましたが、もちろんオランダ語。*☆△*☆△◎ダミアン◎☆△・・・ ダミアンの所はわかりました。どうやらこの日のために作られた歌のようでした。
初めての動画です!!どうぞ歌をお聞き下さい。
セレモニーの半分が終わりました。
続きはまた明日。
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