ガイドブックのはじっこに載っているような場所へ出かけることも旅の楽しみの一つです。今回は自然公園と古い歴史が残る町を訪ねました。
☆ ラ・アルブフェラ自然公園 ☆
音声ガイドつきの観光バスに乗ること約30分で広大なアルブフェラ湖が目の前に広がります。
湖には30種くらいの淡水魚が生息しています。ボートに乗っていると、魚が飛び跳ね、観光客が思わず歓声をあげたほどの活きのよさでした。
昔、漁師が捕れた魚を使って料理をし、地元の住民に分け与えていたそうです。そのことを耳にした富裕層がおいしいシーフードを求めてこの辺りまで足を運んだとか。
現在も公園付近にはレストランがあり、シーフードを目当てに訪れる人が多いそうです。
ちなみに、うなぎの料理やパエリアなど地元郷土料理が食べられるそうです。
やぶの間を抜けながらボートはゆっくり進みました。
するとこんな不思議な風景にであいました。
数多くの野鳥も見ました。
湖も含めてこの一帯は自然保護地区になっています。水田も見られ、ちょっと懐かしい気持ちがしました。その他、、松林や砂丘が広がる所もあるそうですが、今回は湖までのコースだったのでいつかゆっくり公園内を散歩してみたいと思います。
☆ サグント ☆
バレンシア駅(Estacio del Nord )から電車の短い旅の始まり。
クリーム色をした明るい雰囲気の駅です。
壁にはオレンジの実が装飾されていてバレンシアを象徴しているようです。
駅の入り口両脇には、絵タイルも飾られていて、一見駅であることを忘れてしまうようなきれいな建物です。
駅の中、券売機の前です。
ベンチもこんなに素敵。
個人的に、世界遺産として認定してしまいたくなる位の美しさです。
Castello行きの電車(renfe =国鉄)に乗り約40分位でサグント駅に到着します。
数年前にスペインで列車爆発事故があったためか、遠距離列車を利用する人、そして荷物のセキュリティーチェックが行われていて長蛇の列ができていました。私たちはサグントの駅で写真撮影をしてしまい、警官に注意されました。テロを警戒し、駅の構造を写真で取られれないようにしているのでしょう。
Saguntは古代ローマの一都市として発展した町です。
こちらは当時建てられた丘の上の城跡。
一日かけないと城跡をたどることができない程の規模です。
こんなに城が高ければ、敵も攻めにくかったに違いない・・・
歴史に明るくないので、こんなことくらいしか思いつきません・・・
でも、AD1世紀に存在した地を踏み、城や門を実際に見ると、ゾクゾクしてくるのは確かです。
欲張ってsaguntからバス(102番)で30分くらいにあるビーチへも足を運びました。
パエリアをおなか一杯食べた後、軽く泳いでカロリーを消費することにしました。
9月終わりということもあって、海水浴に来ている人はそんなに多くはないものの、こんな風にマイ・ベンチを持って日光浴をしに来る地元の人が目立ちました。
歳をとっても夫婦そろっていいですね・・・・
30℃近い気温のため、水はそんなに冷たくありません。透き通る程のきれいな海ではありませんが、やっぱり海を見ると入らずにはいられません。
読書をしたり、友だちとおしゃべりをしたり、羽つきのような遊びをしていたり・・・とのんびり過ごしている人が多いです。
日本のビーチのようにお店がたくさん出ているわけではなく便利ではありませんが、シャワーやトイレといった最低限必要なものは備えられています。だいぶ遅い夏を満喫してバレンシアへ戻りました。
郊外では現地の観光案内所が便利です。特に英語が通じない国で唯一頼りになるのは観光案内所のスタッフ。ここでビーチへの行き方、バスの時刻表、そしてちゃっかりお薦めレストランまで聞き込みプランを練りました。今回は日本語のガイドブックを持っていなかったので、とても助かりました。
行き当たりばったりの旅行ですが、天気や体調、気分にあわせて行き先を決める過程もまた楽しいものです。
さて最終回はグルメ編をお送ります。
~Message~
ここのところ、ブログ更新まで時間がかかっていますが、本人のやる気がなくなったわけではありませんので、今後ともちょこちょこのぞいて下さいね。よろしくお願いします☆
0 件のコメント:
コメントを投稿