ベギンホフの住人に配られたこのパン
オランダ語では Derthienkoek (13日目のパン)
カトリックの祝日、エピファニー(公現日)をパンを食べて
お祝いしようというわけです。
公現日は、東方の三博士がイエスの誕生を知り、
ベツレヘムまで拝みに行った日。
カトリックではとても大切にされている日で
1月6日にあたります。
このパン、英語ではTwelfth Night Cake と言われていますが、
クリスマスから公現日までが、12日間だからです。
そうそう、クリスマスツリーも1月6日まで飾っておく家が多く
「遅くまで飾ってあるな~」と思ったものです。
難しい話はこの辺までにして・・・
ベギンホフでは昔からこのパンを配っていたそうです。
聖職者のランクにより四種類もパンがあったとか。
修道院から住居へと役目が変わったベギンホフ。
一代目の管理人長が、再び、この習慣を復活させました。
パンの中身も昔のまま・・
シロップ・シナモン・ナツメグ・クローブ・コリアンダー・アニスシード
こしょう・ジンジャー
素朴でありながら、風味豊かなパンでした。
ベギンホフで暮らしていると、行事や生活習慣などに触れる機会があり
とてもおもしろいです。
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