2011年2月15日火曜日

パンでお祝い

ベギンホフの住人に配られたこのパン

 

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オランダ語では Derthienkoek (13日目のパン)

カトリックの祝日、エピファニー(公現日)をパンを食べて

お祝いしようというわけです。

公現日は、東方の三博士がイエスの誕生を知り、

ベツレヘムまで拝みに行った日。

カトリックではとても大切にされている日で

1月6日にあたります。

このパン、英語ではTwelfth Night Cake と言われていますが、

クリスマスから公現日までが、12日間だからです。

そうそう、クリスマスツリーも1月6日まで飾っておく家が多く

「遅くまで飾ってあるな~」と思ったものです。

 

難しい話はこの辺までにして・・・

ベギンホフでは昔からこのパンを配っていたそうです。

聖職者のランクにより四種類もパンがあったとか。

修道院から住居へと役目が変わったベギンホフ。

一代目の管理人長が、再び、この習慣を復活させました。

パンの中身も昔のまま・・

シロップ・シナモン・ナツメグ・クローブ・コリアンダー・アニスシード

こしょう・ジンジャー

素朴でありながら、風味豊かなパンでした。

ベギンホフで暮らしていると、行事や生活習慣などに触れる機会があり

とてもおもしろいです。

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